〈10〉お出かけ ページ10
天気いいなぁ。
「天気いいね。それにAちゃんと居られて最高だね。」
今は昼過ぎ。
今日は太宰さんとお出かけ。
『どこへ行くんですか？』
「私はAちゃんと一緒ならどこでも良いのだよ。何処か行きたい所はあるかい？」
『特には。』
用事もないし、太宰さんと居ることが目的だから。
「ヨコハマは長い？」
『気付いた時にはヨコハマに居ました。』
「景色良い場所とか知ってる？」
『ヨコハマには長く居ますが、そうやって回ったりはしたことが無いので、全然知りません。』
仕事場と家の近所しか知らない。
「では、良い処へ行こう。」
一体何処へ行くのだろうか。
それから巡ったのは太宰さんお勧めの景色の良い場所。
確かに何処も凄く良い景色。
今居る此処なんて、どうやったら知ることがあるんだろうってくらいの場所。
港の倉庫街、と呼ばれている所らしい。
そこの普通だったら海なんか見ないでただ過ぎてしまうような小さな堤防の上。
海がキラキラ輝いていて、倉庫もいい感じで絵を見ているみたい。
『あ。』
シャボン玉。
絵みたいな綺麗な景色の中にシャボン玉が現れた。
「これはまた・・・良い眺めだね。」
確かに嫌ではない。
何処から来ているシャボン玉なのか、何故現れるのか。
そんなことは今はどうでもいい。
ただこの景色を見ていたい。
夕方までヨコハマ景色巡りをした。
その間の話は他愛もない話。
街のことや探偵社の皆の話。
私のことを聞かれることも、太宰さんのことを聞くこともしなかった。
あとは間に「好き」だと挟んできて、いつもと同じ。
「折角だから食べて帰ろうよ。」
『はい。』
そう答えれば目を見開かれた。
「いいのかい？」
『今日は一緒にいるのが目的ですから。それに、沢山良い所を教えて頂いたので。』
そう笑って答えれば嬉しそうに何かを考えはじめた。
「そういえばAちゃん、お酒飲める？」
『飲めます。』
「何を飲むなかな？」
『お酒は全般大丈夫です。』
「へぇ、それは楽しみだ。行きつけの居酒屋があるのだけれど、どうかな。」
行きつけなんてあるんだ。
それは気になるかも。
『行きましょう。』
そこは所謂、大衆酒場。
落ち着く雰囲気。
席につけば好き嫌いを確認されたけど、特に無いから同じものをお願いした。
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月宮 柚妃(プロフ) - すずらんさん» バタバタしていただけたなんて・・・さらに幸せな作品なんて言って下さり、感激の涙が止まりません！ありがとうございました！次回作もぜひ、よろしくお願い致します(*^^*) (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん - 最後まで胸がキュンキュンしました！←ベットの上でクッション持ってバタバタするぐらいです（笑）更新お疲れ様でした！最高の作品が見れて幸せです(*^ω^*)次回作も楽しみにしています！ (2017年10月15日 18時) (レス) id: a0b4b6ea5a (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - すずらんさん» コメントありがとうございます！そんな嬉しいことを言って頂けるなんて・・・がんばれます！楽しみにしていただけるなんて・・・(T_T)これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2017年10月9日 19時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん - 新しく更新された作品を見るのが毎日の楽しみです！最後まで更新頑張って下さい！応援しています(*^▽^*) (2017年10月9日 18時) (レス) id: a0b4b6ea5a (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 味の素さん» 嬉しいです！ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2017年10月1日 21時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukimiyayuzuki | 作成日時：2017年9月24日 10時
