〈17〉まさかの仕事 ページ17
『そうです！そんなことより、シャボン玉の話をしていたんですよ。』
「そんなことって・・・」
凹まなくていいですから。
『シャボン玉のこと判りましたか？』
床で潰れていた太宰さんが怠そうに起き上がり
「んーっとね、もう少しかな。」
『もう少し？』
「もう少しだけ待って欲しい。」
にっこり笑う太宰さんに私は頷いた。
『忘れられているかと思いました。』
「まさか！Aちゃんからの依頼を忘れるわけないよ。」
もう少しということは、判りそうなのかな。
『では引き続きよろしくお願いします。』
「私のこともよろしくね。」
また思い出してしまった。
顔が熱くなるからこれ以上はやめて。
シャボン玉がいつものようにふわふわと浮いていた。
『私がですか？』
「皆、他の仕事があって手が離せん。」
『私に出来ることならやります。』
人手が足りず、調査のお手伝いをすることになった。
「依頼の内容というよりは、太宰をやる気にさせてくれればいい。」
『はい？』
国木田さんが私に頼んだ理由は絶対それだ。
「名瀬が一緒なら真面目にやるだろう。」
『あの・・・』
「えー！何々？Aちゃんと仕事が出来るのかい？」
早いです、早いですから、隣に居るのが。
今さっきまでソファに居ましたよね。
どうやったらその速さが出せるのか。
「そうだ。だから仕事をしろ。」
「任せてよ。」
何だか・・・大変な一日なる気がする。
ニコニコの太宰さんを見たら・・・少しだけ、大変でもいいかな・・・なんて思う私が私は分からない。
調子が狂うなぁ。
「逢引だね！」
『仕事です。』
「初めての共同作・・・」
『仕事ですから真面目にやってください。』
いつも通りだ、大丈夫。
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お気に入り、評価下さった方々、ありがとうございます！！
書きながら次回作が頭に浮かんで来て、掛け持ちしてるクセに書き溜めをはじめてる駄作者ですが、連載しているものがどれか完結したら、始めようと思っています。
駄作者の一人言でした。
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月宮 柚妃(プロフ) - すずらんさん» バタバタしていただけたなんて・・・さらに幸せな作品なんて言って下さり、感激の涙が止まりません！ありがとうございました！次回作もぜひ、よろしくお願い致します(*^^*) (2017年10月15日 20時) (
レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん - 最後まで胸がキュンキュンしました！←ベットの上でクッション持ってバタバタするぐらいです（笑）更新お疲れ様でした！最高の作品が見れて幸せです(*^ω^*)次回作も楽しみにしています！ (2017年10月15日 18時) (レス) id: a0b4b6ea5a (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - すずらんさん» コメントありがとうございます！そんな嬉しいことを言って頂けるなんて・・・がんばれます！楽しみにしていただけるなんて・・・(T_T)これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2017年10月9日 19時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
すずらん - 新しく更新された作品を見るのが毎日の楽しみです！最後まで更新頑張って下さい！応援しています(*^▽^*) (2017年10月9日 18時) (レス) id: a0b4b6ea5a (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 味の素さん» 嬉しいです！ありがとうございます！これからもよろしくお願い致します(*^^*) (2017年10月1日 21時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukimiyayuzuki | 作成日時：2017年9月24日 10時
