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それからは毎日・・・
「おはようございます。」
「今日も可愛いですね。」
「A先輩!」
最早、慣れとはこわいもので、日課に為りつつある水谷君からの挨拶。
会話らしい会話は一切ないけれど。
『すごいよねー。ここまで諦めない人なんて初めて。感心しちゃうよ。』
休み時間、大好きなグレープフルーツジュースを飲みながら何時ものように過ごす。
「おい、まさか・・・」
『ない。』
まさか好きに?なんて言葉続けさせない。
『本当にやめて。』
「莫迦だね、中也。あ、蛞蝓だから仕方なかった。」
「黙れ青鯖!」
ただ挨拶されてるだけだからなー。
『挨拶くらいだし、そこまで気にしなくても・・・』
「Aー!体育の着替え行こうよ!」
彼女は刈谷千夏(かりや ちか)。
高校に入ってから仲良くなった親友。
「太宰、中原、A借りるねー!」
『私は物かっ。じゃーねー、行ってくる。』
治と中也と居ないときは基本、千夏と一緒。
更衣室で水谷君の話になる。
「まだ諦めないんだね。しつこいね。」
『凄いよね。』
「まず、あの2人といるAにそこまでなんて・・・よっぽど自分に自信あるのかな。普通無理だと思うけど。」
着替え終わった。今日は何かなー。
『体早く動かしたい!』
考えるのは疲れる。
「あ、考えるの止めたな。本当に太宰と中原が居なかったら、可笑しな奴に捕まってるよ、きっと。」
『何それ。』
「愛されてるって話。」
笑う千夏が可愛すぎて抱き着く。
『私だって、治も中也も大事だよ。』
「知ってるよ。」
今日は男女供バスケ。
体育館をネットで2つに別けて、1面ずつで行う。
体育館は2クラスで合同、国木田のクラスと一緒。
『早くやりたい!』
次の試合の私と千夏は待機中。
「ほら、出てるよ。」
指された方を見れば、動きまくっている中也。誰も動きに着いていけない。
治はのんびり見学しているのが何時もなんだけど、今日は出されてる。
良く彼処まで動きを少なく、ゴール出来るよね。バスケまで頭でやるなんて、私からしたら吐きそうだ。
男子の試合の途中で、私たちの番になった。
パスを回していき、ゴール近くまで一気に走っていき、受けたパスからそのままゴールへ。
試合は楽しく進んでいて、途中で何か大きな音が聞こえ気がしたが楽しんでいるので知ったこっちゃない。
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月宮 柚妃(プロフ) - チョコレートさん» こんな駄作者の駄文をそう言って頂けるなんて・・・涙が止まりません(>_<)嬉しいです!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年9月29日 22時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート(プロフ) - いつも楽しませて貰ってます!!このお話大好きです!!シリーズ化頑張って下さい!!これからも応援しております!! (2017年9月29日 22時) (レス) id: 66cc8ffaf1 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 赤珠(元 チョコうさ。)さん» コメントありがとうございます!学園シリーズで検討したいと思います!ありがとうございます(*^^*) (2017年9月28日 7時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(元 チョコうさ。)(プロフ) - 月宮 柚妃さん» 一度オチを付けるか付けないかして、そのまま学園シリーズというのは如何ですか? (2017年9月28日 6時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - hinatabokkosunnさん» ありがとうございます!楽しみにしていただけて嬉しいです!更新をお待ち下さい(*^^*) (2017年9月24日 12時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tukimiyayuzuki | 作成日時:2017年9月22日 13時