〈32〉 ページ33
『何これ・・・こわっ!』
「悪戯でしょうか?」
「これだけじゃあ何ともねぇ。」
こんなの見たこと無いよ。
『探偵部に悪戯とか、あり得ると思う?』
私も含めて全員で首を振る。
「そンな莫迦な奴はいねぇだろ。」
そんなことしてきたら、あっという間に片付けられて終わりだもんね。
「じゃあ誰かが本当に助けを求めてるんですかね?」
『そうだったら大変だよ。』
でも名前も無いし・・・
「敦くんと鏡花ちゃんはいつ部室に来たのかな?」
「A先輩たちが来る少し前です。」
「ポストの確認は?」
「私がした。渡したやつは国木田先輩が先に取っていた分と私が取った分をまとめたもの。」
「谷崎くん、この棟で部室に来るまでの間に誰かと擦れ違ったかい?」
「国木田先輩と橋山(はしやま)さんには会いましたよ。」
では、と何か治は判ったようだ。
「私たちが此処へ来るときも誰にも会わなかった。ということは、この手紙を入れたのは恐らく橋山さんだね。」
『えー!?』
「国木田君に連れられていく時にでも、予め用意しておいたそれをポストに入れていったんだろう。」
この手紙が晴菜(はるな)ちゃんが?
「依頼内容は福沢先生にお願いして解決ですよね?」
『敦くんの言う通りだよ。それにもし他にあるんだったら、来た時に言うんじゃ・・・』
「相変わらずだなぁA。俺にだって判る。
」
中也も判ったって・・・
『そんなドヤ顔しないでよ。先に判ったのは治じゃん。』
「うるせー!」
「ま、要するに、直接頼めない理由があるわけだ。それに名前まで書かないとは、よっぽどバレては不味い状況にあるってことかな。」
『それなら早く助けてあげなきゃ。でも、どうやって?』
下手に動いて晴菜ちゃんが危ない目にあったら困る。
「情報収集からだね。」
私達は話し合いをはじめた。
途中で国木田も戻ってきて、部員たちも皆揃った。
ある程度はまずは同じクラスの鏡花ちゃんが友達になることからはじめる。
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更新ゆっくりでごめんなさい。
【文スト】●彼らへの最適解●を完結させたいので、数日間●探偵部●更新をお休みさせていただきます。
完結させて書き溜めている新作をアップしたくて・・・ごめんなさい。
次回の話まで今暫くお待ち下さい。
2017.10.6 月宮 柚妃
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月宮 柚妃(プロフ) - チョコレートさん» こんな駄作者の駄文をそう言って頂けるなんて・・・涙が止まりません(>_<)嬉しいです!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年9月29日 22時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート(プロフ) - いつも楽しませて貰ってます!!このお話大好きです!!シリーズ化頑張って下さい!!これからも応援しております!! (2017年9月29日 22時) (レス) id: 66cc8ffaf1 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 赤珠(元 チョコうさ。)さん» コメントありがとうございます!学園シリーズで検討したいと思います!ありがとうございます(*^^*) (2017年9月28日 7時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(元 チョコうさ。)(プロフ) - 月宮 柚妃さん» 一度オチを付けるか付けないかして、そのまま学園シリーズというのは如何ですか? (2017年9月28日 6時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - hinatabokkosunnさん» ありがとうございます!楽しみにしていただけて嬉しいです!更新をお待ち下さい(*^^*) (2017年9月24日 12時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tukimiyayuzuki | 作成日時:2017年9月22日 13時