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「はい、此処まで。」
『森先生!』
暫く続いていた撮影会は森先生が指した、ここの生徒まででお開きになった。
最後に一緒に写真を撮った子にアイスの宣伝をして終わり。
30分くらいやってたかな。
「それと・・・諦めないねぇ。」
溜め息を吐いた森先生の目線の先には水谷君。
「太宰君そろそろ・・・」
「分かってますよ、森先生。水谷君、文化祭の後に探偵部へ来給え。」
「俺はいいですよ。ではA先輩!」
爽やかな笑顔とウインクで去って行った。
「チッ。相変わらず嫌な野郎だな。」
『治がそう言ったってことは水谷君と話つけるの?』
「勿論。いつまでもAに付きまとわれては堪らないからね。」
「では高月君、気を付けるのだよ。」
『はーい。』
ということは今日で決着、水谷君の負けだね。
「もっと早くやれば良かったのによ。」
「おや中也は態々言いたかったのかい?」
「・・・チッ。」
「Aの為だからね。」
『何の話?』
「「なんでもねぇ/ないよ」」
変な2人。
『さて!あともう少し頑張ろう!』
無事に一般のお客さん達も帰っていき、各クラスで片付けがはじまっていた。
私たちは制服に戻り片付けをする。
『もう、手伝ってよ。』
「俺は疲れてンだよ。」
「撮影会までしたからね。」
伸びてる二人に溜め息を吐く。
「まぁまぁAちゃん。二人とAちゃんのおかげでアイスも完売したし。」
「休ませてあげなよ。」
『みんながそう言ってくれるなら良いけど。』
ピーンポーンパンポーン
〈皆様、お疲れ様でした!それでは、待ちに待った売上ランキングの発表でーす!が!〉
が?
〈あまりに差が凄いので、単位いう名の宝を手にするクラスのみ発表しまーす!そのクラスは皆が思っているクラス、そう、2年A組!〉
『やったぁー!!』
クラスは大騒ぎ!そりゃそうだよね、単位だよ単位!
〈お姫様と王子様の居るアイス屋なんて世界で此処だけだね!では皆、片付けまできちんとね!〉
テンション高かった梶井先生の放送は終わった。
「ありがとう高月!中原!太宰!」
「おかげで助かった!」
『皆で取れた単位だよ!』
喜びを分かち合う。
本当に良かった。
「勉強もこれくらい一生懸命やってほしいのだけれど。」
森先生は苦笑しながら私の頭に手を置いた。
『ふふっ無理!』
満面の笑顔で返しておいた。
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月宮 柚妃(プロフ) - チョコレートさん» こんな駄作者の駄文をそう言って頂けるなんて・・・涙が止まりません(>_<)嬉しいです!ありがとうございます!これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年9月29日 22時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート(プロフ) - いつも楽しませて貰ってます!!このお話大好きです!!シリーズ化頑張って下さい!!これからも応援しております!! (2017年9月29日 22時) (レス) id: 66cc8ffaf1 (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - 赤珠(元 チョコうさ。)さん» コメントありがとうございます!学園シリーズで検討したいと思います!ありがとうございます(*^^*) (2017年9月28日 7時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
赤珠(元 チョコうさ。)(プロフ) - 月宮 柚妃さん» 一度オチを付けるか付けないかして、そのまま学園シリーズというのは如何ですか? (2017年9月28日 6時) (レス) id: 5fa7fae13e (このIDを非表示/違反報告)
月宮 柚妃(プロフ) - hinatabokkosunnさん» ありがとうございます!楽しみにしていただけて嬉しいです!更新をお待ち下さい(*^^*) (2017年9月24日 12時) (レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tukimiyayuzuki | 作成日時:2017年9月22日 13時