・牛乳 【中原中也】 ページ4
＊夢主無しです。中也が幼い時に姐さんにお世話になっている頃。
「必要な物があれば外に居る者に言えば良い。」
そう言って任務に出掛けた姐さん。
これは好機だ。
直ぐに外の黒服に声を掛けた。
暫くすればビニール袋を持って戻って来た。
「どうぞ。」
「姐さんに言うなよ。」
「分かりました。」
袋の中身を冷蔵庫に仕舞った。
会うたびに太宰の奴の目線が高いのが気に入らねぇ。
直ぐに追い越してやる。
冷蔵庫から1本出してグラスに入れた。
飲み干す。
それを繰り返していたが、
「めんどくせぇ！」
ちまちま飲むのは止めだ。
はじめからこうしてりゃ良かった。
紙パックごと飲み干した。
これで俺は彼奴を越えたな。
それにしても流石に腹がいっぱいだな。
姐さんはまだ戻らねぇし。
寝るか。
「中也？」
あぁ・・・姐さん帰ってきたのか・・・。
だが動けねぇ。
「其処におったのか。体調悪いのかえ？」
扉の向こうで心配そうな声がする。
「大丈夫です・・・。」
応えなければ更に心配させちまう。
実際は大丈夫じゃねぇ。
出られないンだからな。
「大丈夫とは思えぬが。」
足音がしたから扉の前には居なくなったか。
しかし、
「やべぇ・・・」
それから2日後。
「やぁ中也。相変わらず小さいね。」
「うっせぇ。俺はこれから伸びるから見てろよ。」
あれだけ飲んだんだ。
今に見下してやる。
「あとさぁ、いくら子供だからって莫迦なの？」
「あぁ？」
喧嘩売りに来たのか、此奴は。
「牛乳飲みすぎて下すとか・・・はは、もう莫迦過ぎて・・・ふふ・・・」
「笑うなぁ！！！！！」
何で知ってやがる！
「相変わらず五月蠅いのう。」
「姐さん！」
「お主が莫迦なことをするからであろう。身体を壊したらもとも子もない。」
心配掛けた。
「牛乳を5本も飲むなど、しかも冷蔵庫には3本も残っておる。」
「莫迦なの？さすが蛞蝓。」
「黙れ！！」
「そんなに一気に飲んだって変わらん。」
は・・・マジかよ・・・。
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月宮 柚妃(プロフ) - 姫蛍さん» そんな風に言って頂けて・・・嬉しいです！ありがとうございます！ これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年9月23日 19時) (
レス) id: 92eed36e83 (このIDを非表示/違反報告)
姫蛍(プロフ) - 太宰さんが人に迷惑を掛けなくなった理由ってこれなの・・・？と思いました。滅茶苦茶面白いですね！！中也の牛乳事件とか・・・。頑張ってください！！ (2017年9月23日 17時) (レス) id: 569c06afa4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukimiyayuzuki | 作成日時：2017年9月21日 15時
