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出来事18 ページ23

「…どこにいるか…」

四方を壁で囲まれていてどこにいるのかはわからない

あるといえば、格子つきの小さな窓。
かろうじて朝や夜はわかるだろう

「わ、…わからない」

フ「…そっか、あろま君は?」

あ「正確な場所はわからねぇ…けど、山のとこかなそう遠くはねぇはずだ」

窓をじっと見つめるあろま先生は冷静に答えた

フ「…わかった、範囲をできるだけ絞ってさがしだすから、それまでは頑張ってね…」

フジ先生は不安そうにそう言うと
声は聞こえなくなった

あ「とりあえず…今日はここで一夜明かすしかねぇな」

幸いなことに、水、食料は少ないが用意されているし、毛布もある…問題はないと思う

ただ


あ「お前の体は温度変化に弱い…」


そう、僕の体は奇病のせいで温度変化や気温差に弱い


そして今の季節は温度差が激しい

夜になると一気に気温が下がるのだ


あ「…一夜だけ、もちそうか?」

あろま先生が僕の顔を覗きこんで言う


「え、ぁ、…う、うん、大丈夫!たった一夜だけだし、毛布もあるし!」

嘘だ
本音を言うと僕にもわからない


なったとこがあるのは初めての一回のみだし
その時は先生たちがすぐに対象をしてくれた
それに今の季節は気温差が激しいと
先生たちがエアコンや暖房をいれてくれる


今はそうじゃない

エアコンや暖房はないし
すぐに対象してくれる先生たちもいない

あろま先生に対象してもらうとしても

限界がある__

けれど、それを口に出す訳にはいかない
僕が巻き込んだんだ
わがままは言えない

僕は日が沈んでいくのを
窓を見ながら感じながら
寒さで震える手をぎゅっと握った

大丈夫、きっと耐えれる
一夜だけだから
毛布もあるんだから



なんて、このときだから思えたのかもしれない__


ねぇ、先生…助けてよ…

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TNT - 早くみたくなっていますどうもTNTです! (2018年2月13日 17時) (レス) id: f3ece6b5c0 (このIDを非表示/違反報告)
TNT - 月見兎さん多分無理を言うようなんですがこの小説の中に日常組を入れてくれないでしょうか?無理なら結構です!よろしくお願いします (2018年2月9日 18時) (レス) id: f3ece6b5c0 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇみり - 何回読み直してもやっぱり面白いです!!更新頑張ってください!! (2017年2月20日 21時) (レス) id: 23a6d39f5b (このIDを非表示/違反報告)
月見兎 - ふぇみりさん» いつもお待たせしてすいません!これからも頑張っていきますので応援よろしくお願いします! (2017年1月12日 18時) (レス) id: 007dee4fd8 (このIDを非表示/違反報告)
月見兎 - 憂さん» コメント、リクエストありがとうございます!!久しぶりのコメント嬉しいです!リクエスト、了解いたしました!番外編に使わせてもらいます!これからもよろしくお願いします! (2017年1月12日 18時) (レス) id: 007dee4fd8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月見兎 | 作成日時:2015年7月19日 0時

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