【幼なじみが4人】 ページ8
「ああーーーー!くそーっ!」
「優太、まだ言ってるよ」
昼休み、項垂れる俺
呆れる友達が2人
「だって!俺、毎日お昼ご飯のために学校来てるようなもんなのに!」
「別にいいじゃんか、お弁当はちゃんと作ってくれてるんでしょ?」
「そうそう、しかもめちゃくちゃ美味そうなオムライス。
ほんと高橋さんって律儀だよな」
「だぁぁもー!玄樹!じん!見んなよ!」
「ほんと、何にそんな拗ねてんだか」
うるせー、俺だってわかってるよ!
これが俺のわがままだって事
それでも嫌なもんは嫌なの!
「ねちっこい男は嫌われるぞ?」
にやにやした顔で見てくるじん
「そうそう、もっと余裕のある男になんないと!」
やれやれ、とため息をつく玄樹
2人とも、友達の悩める恋を応援しようって気持ちはないのか
いや、この際応援なんて希望言わないからせめて話くらい聞いてくれよ…
知ってんだよ、俺
Aのクラスに強敵がいること
[永瀬廉]
中学の頃から女子人気絶大の彼奴
頭脳明晰、運動神経抜群、それでいてイケメンで優男ときた
そりゃモテるはずだわ
悔しいけど、勝てるとこが1個も見つかんねぇ
俺が胸張って言えるのは、ただ一つ
Aと過ごした時間の長さとその絆
それだけで十分、なはずだったのに!
今年から何故かAと仲良くなって、、、
そりゃ焦るっつーの!
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作者名:じっちょ | 作成日時:2019年1月26日 22時