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【お姫様が6人】 ページ20

ホーム画面を開けば目に入った新規メッセージは2つ


[色黒顔面詐欺] [まんきー]


[まんきー]の方から開けると


「明日、自転車!」

「迎えに行くから後ろ乗って!」


なんとも嬉しい提案が


普段徒歩の私たちは、週に何度か朝練がある優太の自転車の後ろに乗って登校する


その日は密かに楽しみなのだ


あの風をめいっぱい感じながら進んでく感じが好きだ


まあ私は乗っかってるだけなんだけど


しかし、明日は朝練のある日じゃない


どうして自転車で行く必要があるのだろうか


『明日何かあるの?』

「別に?」

「時間はいつも通りでいいから!」

「寝坊すんなよ!」


まさか、優太じゃあるまいし


『優太の方こそ忘れないでよ?』

「任せろ!」


付け加えられたサルのスタンプ


自覚してるんじゃん、と少し笑った


あのくしゃくしゃの笑顔で、送られてきたスタンプと同じように両手でグッドサインを突き出す姿が目に浮かぶ


明日のお弁当は好きなものをめいっぱい詰め込んであげようと心に決めた


『楽しみにしてる』


最後にそう送って[色黒顔面詐欺]の名前をタップした

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設定タグ:岸優太 , 永瀬廉 , King&Prince   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:じっちょ | 作成日時:2019年1月26日 22時

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