[リボーン] 十六夜の巫女８

$188$ 始まりはプレゼント ページ3

黒板に
小学生の時の夢についてと
書かれて
私はシャーペンを
ポロリと落としてしまった

小学生の時の夢!?

記憶喪失設定なのに
書ける訳がない
しかも班だなんて…

どうしようかと
内心慌てていると

｢十六夜は風紀の仕事が
入ってるみたいだから抜けていいぞ｣

何やら校長先生がうまく
訳を入れてくださっているらしく
私は、はいと返事をして
教室を出て応接室に向かいました
応接室に入ると
雲雀さんがやはりいらして
事情は校長先生から訊いている
と言って

すんなり中に入れてくださいました

｢君、記憶喪失なんだって？｣

雲雀さんの質問に
｢はい｣と答えると

｢ふぅん｣とした声しか
帰ってきませんでした

その代わりに
私の前には書類がトンと
置かれまるで暇にならないようにと用意してくださったみたいで

私は雲雀に頭を下げてから
書類に取りかかりました

また
教室に戻っていつものように
授業を受けて

しばらくの間は
そんな風に進みました

確か
沢田さんが暗殺されかけたって
聞きましたね…

小さい獄寺さん見たかったです

その授業も終り内心
ホッとした頃

｢ちゃおっス、A｣

｢こんにちは、リボーンさん｣

本当にリボーンさんは
嵐をつれてくる方だと再認識することになるとは
思ってもいませんでした

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