＊６９話 実戦と日常 ページ32
私は大きく息を吸い込んで
今出る最大量の音で声を張り上げた。
『ｽｩｰ...停止！』
声と同時に妖の動きはピタリとやんだ。
私は実戦で使えたことに安堵の息を漏らしていた。
妖「！？...くっ、体が！？体が動かないだと.....
何をしたんだ！小娘！！」
妖が動かないうちに多軌の元まで行き
多軌を庇うようにして多軌の前に立った。
『そんなこと一々教えるわけないでしょ！』
今のうちに封印しようと思い夏目の方を見る。
夏目は先生に咥えられながらこちらへ向かっている。
今の夏目には妖が見えないから飛んでいるような気分だろう。
そんなことを考えているうちに夏目が来た。
夏目「陰なる者よ静かなる眠りに光を見つけよ。」
夏目が叫ぶと鏡から光があふれだした。
妖はそれに吸い込まれる様にと封印された。
『...終わった。』
真横からバタンという音が聞こえた。
見てみると夏目が倒れている。
ニャンコ先生曰く霊力の使いすぎだとかなんとか...
夏目が倒れた後もニャンコ先生は倒れた夏目に向かい
だからお前はもやしなんだとか弱っちい奴めめ！食ってしまおうか！
などと色々な悪態をついていた。
その後、多軌と一緒に気絶している夏目を
家まで送った。
そして今日という日は幕を閉じたのであった。
次の日、私は夏目と登校していた。
多軌「おはよう、夏目くん雨宮さん。」
『おはよー多軌。』
夏目「多軌。」
ばったり登校中多軌と会った。
多軌「体は大丈夫？」
夏目「ああ、そっちもよかった...
俺ひとりじゃ出来ない所だったよ。」
多軌「ーー本当に、本当にありがとう二人とも。
私なんか役に立たないかもしれないけど、
困った時はいつでも言って。
力になりたいの。」
多軌が微笑みながら言った。
夏目「多軌は...友人帳を宝物だって言ってくれた。
それだけで充分だ。
ーー祖母の思い出を良く言ってくれたのは
Aと多軌だけなんだ。すごくうれしかった
ありがとう、多軌。」
多軌「えっ...」
『そうだよ多軌！今回はお疲れ様だねっ！
困ったら遠慮なく多軌に言うよ。』
多軌「うんっ！」
ちょ「おはよう、夏目。」
夏目・貴「『うわっちょび／わぁ！ちょびヒゲ！』」
多軌「えっちょびヒゲさん居るの！？」
夏目「まぁ...まぁ...」
『あははっはははははっ』
こうしてまた、いつも通りの生活を送っていく。
相変わらず他愛もない日々だけど...嫌、他愛あるか！
そんな他愛ある日々を送っていけたらと＿＿
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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さくらんぼ( ´ ▽ ` ) - 子狐の一人称は「僕」じゃないですか？ (2018年4月3日 6時) (
レス) id: 804ddc61d1 (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - アキアカネさん» 泣いて貰えるなんてとても嬉しい限りです♪御愛読ありがとうございました。 (2016年12月3日 22時) (レス) id: ae95ac8a3b (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - みはしのさん» あひがとうございました(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年12月3日 22時) (レス) id: ae95ac8a3b (このIDを非表示/違反報告)
アキアカネ - すごく感動しました。読んでる途中に泣いてしまいました。最後もすごく感動しました。(泣く)ぐす (2016年12月3日 21時) (レス) id: 9c3b01e006 (このIDを非表示/違反報告)
みはしの - あああああ続編も面白かったですうううう!!マジ感動しました!!夏目くんと夢主さん、お幸せにしてくださいいいいい (2016年11月27日 16時) (レス) id: 9a292b623f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫小夜 | 作成日時：2013年8月9日 15時
