＊６１話 陣 ページ24
あ、アイスが溶けてきた。
かぶりつく。溶ける前に。
夏目がじぃーとこちらを見て来る。
アイスが欲しいのかと思った私は夏目にアイスを差し出した。
夏目「ん？」
夏目の頭にはクエッションマークが浮かんでいる。
分かりにくかったのかな？と思い今度は
言葉と一緒にアイスを差し出す。
『ひと口食べる？』
そう言うと夏目は、ポカーンと口をあけていた。
『ずっと見てたからひと口欲しいと思ったんだけど...』
と答えると夏目はびっくりした顔でこちらを見たあと
何故かうつむいた。
夏目「い、いらないよ。(Aが必死にアイスを食べてる
姿が可愛くて見とれてた何て言えないっ！///)」
『そぉ？』
別に遠慮なんてしなくていいのにと心で呟きながら
ゴリゴリ君にかぶりついた。
すると、近くからヒソヒソと小さな声が聞こえた。
妖「おい、これは何だ変なものがある。
何かの文字か？」
＿＿この声妖か？どうやら、夏目も気づいているようだ。
妖「これに似たのを河原でも見たぞ。」
妖「何かの呪いか？早くここから離れた方がいいかもしれん。」
妖「そうだな...」
妖たちは私たちが寝っ転がって居る方へと
歩いて来ていたため、鉢合わせする事になった。
妖は手のひらサイズぐらいの大きさだった。
夏目・貴「『変なものって？』」
私と夏目がハモって小さな妖に聞く。
妖「ぎゃあ！人の子」
夏目「ここを離れた方がいいって...何かあるのか？」
夏目が妖に聞くが妖たちは怖がって、
妖「「ひぃぃぃぃー」」
と言いながら走って逃げていった。
夏目「あ、逃げた。」
『こっちに何かあるのかな？』
私はさっき妖の声が聞こえた方へと行った。
すると、そこには土に描かれた陣の様なものだった。
『何かの陣...かな？』
夏目「ラクガキ？」
すると、ガサガサっとどこからかニャンコ先生が湧いてでた。
ニャ「どうした夏目...ん？Aもいたのか。」
夏目「わっ...」
『わぁ！びっくりした...』
夏目「ニャンコ先生！」
ニャ「見ろ！トンボを捕まえたぞ。」
どうだ？と言わんばかりの顔をし、ご丁寧に
トンボには紐を結んであった。
どうやってトンボに結んだんだよwww
内心笑いながらニャンコ先生を見た。
『それ食べるの？』
ニャ「阿呆、放して恩を売るのだ...む？」
ニャンコ先生は陣に気づいたのか
陣をまじまじと眺めている。
ニャ「何だこれは、見たことない陣だな...」
はっ！とニャンコ先生は何か思いついた顔をした。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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さくらんぼ( ´ ▽ ` ) - 子狐の一人称は「僕」じゃないですか？ (2018年4月3日 6時) (
レス) id: 804ddc61d1 (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - アキアカネさん» 泣いて貰えるなんてとても嬉しい限りです♪御愛読ありがとうございました。 (2016年12月3日 22時) (レス) id: ae95ac8a3b (このIDを非表示/違反報告)
紫小夜(プロフ) - みはしのさん» あひがとうございました(((o(*ﾟ▽ﾟ*)o))) (2016年12月3日 22時) (レス) id: ae95ac8a3b (このIDを非表示/違反報告)
アキアカネ - すごく感動しました。読んでる途中に泣いてしまいました。最後もすごく感動しました。(泣く)ぐす (2016年12月3日 21時) (レス) id: 9c3b01e006 (このIDを非表示/違反報告)
みはしの - あああああ続編も面白かったですうううう!!マジ感動しました!!夏目くんと夢主さん、お幸せにしてくださいいいいい (2016年11月27日 16時) (レス) id: 9a292b623f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫小夜 | 作成日時：2013年8月9日 15時
