第15話_04 ページ40
「ハツキさんも良いみたいなので行きましょうか。」
羽海は杖を腰に差して竜の子を抱きかかえている。俺はかばんを背負いなおした。魔族は一人ポカーンとしている。
「どうした?てか、ポカーンってするのお前、俺たちと出会って今日二回目だぞ」
少し内心呆れながら俺は言葉を発する。魔族がこんなに隙を見せるものなのか。本当に意外だ。もう少し、魔族に対する見かたを変えなければいけないと、改めて思った。
「い、いや、だってお前、ハツキはため息ついただけなのに羽海は同意したとか言って…おかしいだろ?!」
「どこがですか」
「どこがだよ」
俺と羽海ははもってそう言った。本当に変なところだけ息が合う。嬉しいような、嬉しくないような、微妙な気持ちだ。
「ま、まあいいや。さっさとここから出ようぜ。ここ、すごく居心地が悪いからな」
そう言う魔族…ソルティーの顔は本当に辛そうだった。やはり、こんな場所には居たくないんだろう。拷問か何かされていた場所だからだと、俺は思うが、もしかしたら違うのかもしれない。まあ、そんなこと考えて何になるんだって話なんだがな。
「んじゃ、行くか!!」
俺は二人に元気良くそう言う。二人は力強く頷いた。俺たちはようやく、洞窟から出ることにした。
〜第一章 fin〜
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はい。これで第15話を終わらせていただきます。
なかなか更新できてなくてすいません。
体育の授業中に足を捻ってしまい、靭帯がほとんど切れてる状態でギブスをはいている状態で執筆中です。
しかも、テスト週間なのでPCが使えずにいました。
てか、ぶっちゃけ、携帯が壊れたんです。
言い訳ですね。すいません。
テスト週間があけたらそれなりにがんばろうと思います。
よろしくお願いします。
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月緋鈴(プロフ) - 黒羽さん» あ、言われてみれば「注ぐ」ではなく「盛る」ですね。指摘ありがとうございます! (2014年1月17日 18時) (レス) id: ffd19b2f3d (このIDを非表示/違反報告)
黒羽(プロフ) - とても面白い作品を書いてくださり、ありがとうございます。とても面白かったです。まあ、強いて言ってしまいますと、ご飯は注ぐものではなく、盛るものという事だけでしょうか?これからも頑張って下さいね! (2014年1月16日 18時) (レス) id: 8545d7a4af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月燈 鈴 | 作成日時:2013年12月30日 20時