。 ページ3
「おぉ、久しぶりの空気感…」
「ここで試合したことあるの?」
「あるよ、1回だけ」
会場へ入ると、もう既に選手は面をつけてウォーミングアップで打ち合っている。
竹刀と竹刀のぶつかる音、ふみ足の音を聞いて少し体が疼いた。
「剣持先輩の高校この辺で試合するから、ここに座ろっか」
「俺ちょっと応援行ってくるっすね」
「はーい」
ガっくんが階段を少し降りて身を乗り出し、刀也さん!と大きな声で呼ぶ。垂ネームに「剣持」と書かれた人が振り向いて、グッとポーズを取った。
「面で顔見えないから全然分かんないや」
「試合終わり話しかけに行くから大丈夫だよ、私も始めて見るから楽しみ」
そこからしばらくウォーミングアップを挟んで、とうとう試合が始まった。
試合は剣持さんの圧勝で秒で終わった。相手が弱いからとかでは無い、彼が強すぎた。
伸びやかな声に、綺麗に面に落ちる竹刀。他の技も全部綺麗だった、あまりに綺麗すぎて、剣持さんに視線が奪われる。
意識してないうちに、鼓動が早くなる。
「凄かったね、剣持先輩」
「………綺麗、だったね」
「剣道ってすごいなぁ」
「か…、あの、その、かっこよ、かった…ね」
「…A?」
チームの所へ戻って剣持さんが面を外し、始めて剣持さんが目に映る。
その瞬間________
心が奪われた
1004人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「2j3j」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
さえ(プロフ) - とても好きです…終始どきどきしちゃいました…!ここまでのめり込んで一気に読み進めてしまった夢小説は初めてです( ; ; )続きも楽しみです〜! (2022年7月30日 5時) (レス) @page30 id: 2b507589db (このIDを非表示/違反報告)
あゆみ(プロフ) - もう本当に最高です、、この年の夏はこの作品を読んでキュンキュンします、、!次の更新も楽しみにしています! (2022年7月14日 2時) (レス) @page30 id: 1248570467 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月15日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
いな(プロフ) - すごく面白かったです!久しぶりにめっちゃドキドキしました‥!剣持の小説あんまりないのですごく助かります。更新大変だと思いますが頑張って下さい応援してます!! (2022年3月16日 1時) (レス) @page26 id: f1af487042 (このIDを非表示/違反報告)
ミウラ(プロフ) - めちゃくちゃおもしろいです!!! (2022年3月7日 22時) (レス) id: 74bdb3d0ce (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:かへ | 作成日時:2022年1月26日 15時