B#34 ページ34
「人とぶつかったりしたら嫌だし、2人でお話しよう」
zm「せやな！それならもう山戻る？」
「あ、そうする？」
りんご飴を片手に、ゾムと並びながら来た道をもどった
zm「星、綺麗やなぁ」
「ほんとだ、綺麗…」
見上げた星空には見た事ないような位綺麗な星が浮かんでいた
「都会じゃ見れないよ」
zm「そうなん？俺はいつも一人で見とったけど、Aが居るとなんか…」
その、えっとと呟きながらゾムが立ち止まった
zm「なんか、Aと見る星って、普段よりめっちゃ綺麗に思えるんやけどなって」
ちょっと照れてるのが可愛くて、私も同じように返した
「私もゾムと見る星は倍くらい綺麗に見えるよ」
zm「ほんま？なんか照れるなw」
「そうだねw」
幸せだって、こーゆー時に使うんだろうなって思うくらいにゾムと居ることが特別に感じた
zm「もう幸せなのに二人一緒になったらどれだけ幸せになれるんやろ」
「あ、同じ事思ってた」
zm「ほんまー？w」
二人で雑談をしながら無事に山に到着した。
いつものベンチに座ってゾムは嬉しそうに革手袋を外し始めた
「ちょっと怖いね」
zm「そうやな、ほんまに」
緑色のリボンをゾムが小指に結んだ。
zm「Aも小指にまいて」
「運命の緑色の糸？w」
zm「せや。繋がってたら絶対幸せになれるやろ？」
普通の人が見たら私達は心中するのに幸せそうな顔をしてる頭のおかしい人達なんだろう。
緑色のリボンによって、私とゾムが繋がった。
ゾムがパーカーから二本のナイフを取りだした
zm「お互いの胸にさし合えば死ねるやろ？」
「うん、どこで手に入れたのか気になるけど聞かないでおく」
zm「俺たちの幸せを願ってくれてる親友がくれた」
「そんな人いたんだ、優しいね」
zm「優しいで！ほんと、ええやつや」
「いいね」
指が繋がって、右手にはお互いナイフを持ちながら思い出を語り合った
zm「あの川の蛍、ホンマに綺麗やったやろ？」
「すごい綺麗だった！大好きだったなぁ」
zm「やろ？またいつか、見に来ような」
「うん！！！」
zm「…最後に聞きたいんやけど」
「うん？」
zm「ほんとに後悔しないんやな？」
「もちろん」
zm「俺と、一緒に永眠…死ぬって事でええんやな？」
「うん、ゾムと一緒なら、後悔なんてないよ」
zm「そうか」
スっとゾムのナイフが胸元に当てられる
あと少し前に出せば心臓に当たる距離
zm「Aも」
「あ、うん」
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かみぶくろ - 初めて小説で号泣しました…emさんの好きな人ってスキマ妖怪の人ですか？！気になるぅ… (2021年4月29日 19時) (
レス) id: 0442811e47 (このIDを非表示/違反報告)
桜 - 部屋で一人で見てたんですが、泣きました。×××。で二人幸せになってほしいな。 (2020年5月14日 20時) (レス) id: 62683d4e75 (このIDを非表示/違反報告)
クリーパー - え、好きです。 めっちゃ好きです！ 近くに友達居たんですけど、部屋出てった瞬間涙が溢れでてきました。 終わり方AもBも好きです！ ×××。も素敵でした！ (2020年4月27日 15時) (レス) id: 33077900eb (このIDを非表示/違反報告)
小雪 - secret zoneの君がくれたものが合いそうな作品だな･･･とにかくいい作品でした！ (2020年4月23日 10時) (レス) id: 39e636922e (このIDを非表示/違反報告)
彼方。 - 泣いた。は??泣いt(((( 何か物事全部うまくいくわけやないんやなって思いました…大切な人との時間はその人以上に大切にしなあかんわ!!!!!好きです。rbrさんの方も好きですけど、こっちもめっちゃ好きです!!!!!これからも頑張ってくだしあ!!!!!! (2019年9月3日 11時) (レス) id: 16501d6f8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月雛
| 作成日時：2019年8月18日 2時
