episode8 ページ9
沖「別に良いんじゃねぇですか?羨ましいって思うなら今からでもそれを叶えればいい」
私の独り言に返事をしてくれる沖田さん。
その言葉はとても優しくて、心に響いた。
貴「今からでも……。出来るでしょうか?」
沖「俺が叶えてやりまさァ。アンタが望む事、出来る限りね」
得意気に言う彼の笑顔を見ていると不思議と元気をもらえる。
つられて私も笑顔になってしまう。
貴「沖田さんは何か叶えたいことはありませんか?お友達ですし、私も何か力になりたいです!」
沖「んじゃ、俺を真選組副長にしてくだせェ。土方の野郎は10番隊辺りの隊長にでもしておいて」
貴「それでも隊長にしてあげるんですね」
公園の時計の時刻を見て、私は立ち上がる。
楽しくて、ついお喋りが過ぎてしまったみたい。
沖「あぁ、そろそろ時間やばいですよね?」
貴「そうですね。あまり遅くなると怒られてしまいます……」
沖「それじゃ、そろそろ帰りやしょう」
また、1歩先に踏み出した彼の背中を追って歩く。
沖田さんは今日、どうだったろうか?
楽しんでもらえたかな?
それとも、ただのお仕事って思っているかしら……。
城に着くまでの間も色々な会話をして常に笑顔が絶えなかった。
こんなに沢山笑って過ごしたのは初めて。
貴「今日は本当にありがとうございました。とても楽しい時間を過ごせて、嬉しくて、嬉しくて……」
沖「お礼はいいですぜ。それじゃまた今度」
貴「はいっ!」
私は軽く手を振り、沖田さんの背中が見えなくなるまで城の中には入らなかった。
439人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アカネ(プロフ) - りりぽん♪さん» ニコルさん!お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノこちらの作品は完結しましたが、掛け持ちの方を頑張っていこうと思います!ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年2月28日 10時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
りりぽん♪ - (元ニコルです)面白かったです!(*´▽`*)/会話の雰囲気とかまんま銀魂で流石アカネさんだな~と思いました!(笑)これからも頑張ってください! (2016年2月28日 0時) (レス) id: bd5f2bd347 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - お豆腐さん» コメントありがとうございます!ファンだなんて、、!嬉しすぎます(((o(*゚▽゚*)o)))楽しんでいただけてよかったです!これからもよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月11日 21時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - リズさん» コメントありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても嬉しいです!最後まで読んで下さり本当にありがとうございました! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐 - 最後の最後までよかったです!!ファン第1号としてこの作品読めて本当に楽しかったです!!素敵な作品ありがとうございました!!!次また作品作るときは必ず見ます!!( ^∀^) (2016年2月11日 13時) (レス) id: fa094e41b6 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アカネ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/putisannpuru/
作成日時:2015年12月8日 22時