検索窓
今日:23 hit、昨日:4 hit、合計:299,157 hit

episode33 ページ35

貴「お願い!少しだけだから……」



私は今、爺に外出の許可を得る為に必死にお願いをしています。


出掛けたい、そう言ったら爺ったら遊びすぎだって言うのですもの。



貴「それに今月はまだ出掛けていないわ。たまには外に出て気分転換をしたいのです」


爺「はぁ……。姫様には何を言っても無駄になりそうですな」



私の執拗いお願いが嫌になったのか遂に爺が折れてくれた。


10分くらいはお願いをしたのではないかしら?



貴「日が暮れるまでには戻ります!」



そう言った後のことはあまり覚えていない。


嬉しくって、1人ではしゃいでいた。


そんな訳で、向かう場所はもちろん真選組屯所。




貴「2回目だし大丈夫よ。落ち着いて、私」



屯所前。


少しだけ深呼吸をして門を潜る。

今日はあの時みたいに門番の方はいなくて、とりあえず中へと進むことにしたのです。



貴「誰もいらっしゃらないわ……」



中に進むと見覚えのある風景。

2回目のはずなのになんだか懐かしく感じる。


少しだけキョロキョロしていると、後ろから突然、声がした。



土「お前、誰だ?何か用か?」



その声は聞き覚えのある声。


後ろを振り向くとやっぱりあの人で……。



貴「土方さん!御無沙汰しております。今日は総悟く……沖田さんに用がありまして」


土「姫様が自ら此処に来るなんてな。とりあえず中に入ってくれ」


貴「は、はい!」



そう言うと土方さんは私より1歩前へ出て歩き始める。


彼はいつもの真っ黒な隊服ではない服を着ていて、何だか前に総悟くんと出掛けた時のことを思い出した。


話したいこと、沢山あるなぁ。

まずは何をお話しようかしら。


土方さんの後を付いていく間もそんなことばかり考えていて、少しでも早く彼に会いたくて仕方が無かったのです。

episode34→←episode32



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (333 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
439人がお気に入り
設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

アカネ(プロフ) - りりぽん♪さん» ニコルさん!お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノこちらの作品は完結しましたが、掛け持ちの方を頑張っていこうと思います!ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年2月28日 10時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
りりぽん♪ - (元ニコルです)面白かったです!(*´▽`*)/会話の雰囲気とかまんま銀魂で流石アカネさんだな~と思いました!(笑)これからも頑張ってください! (2016年2月28日 0時) (レス) id: bd5f2bd347 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - お豆腐さん» コメントありがとうございます!ファンだなんて、、!嬉しすぎます(((o(*゚▽゚*)o)))楽しんでいただけてよかったです!これからもよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月11日 21時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - リズさん» コメントありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても嬉しいです!最後まで読んで下さり本当にありがとうございました! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐 - 最後の最後までよかったです!!ファン第1号としてこの作品読めて本当に楽しかったです!!素敵な作品ありがとうございました!!!次また作品作るときは必ず見ます!!( ^∀^) (2016年2月11日 13時) (レス) id: fa094e41b6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:アカネ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/putisannpuru/  
作成日時:2015年12月8日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。