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episode32 ページ34

あの日、結局私は部屋に戻る途中に爺に見つかってしまいお話をする事に。


この際はっきりと自分の気持ちを正直に伝えようと思い、勇気を出して私の思いを爺に伝えたの。


すごく怒られると思っていたけれど、そんな事は全然なくって驚いた。


ちゃんとお話をしたら爺も分かってくれて、兄上様も私の好きなようにしなさい、って言ってくださって……。

とても嬉しかった。


ただし、あちらのお家の方にはちゃんと謝罪の手紙を書きなさいとの事でした。


そんな訳で、私は一番の悩みである事が解決して少しだけ浮ついた気持ちで毎日を過ごしていた。


それと同時にこれからどうすれば良いのか、という事を考え始めて溜息を付くことが増えていました。


そして、あの日から数週間が経った日のこと。



貴「ねぇ、そよ。私はこれからどうしたら良いのかしら?」


そ「姉上様。その質問いい加減もう聞き飽きましたよ〜」


私はそよが入れた微温いお茶を飲みながら彼女に問いかける。


何回他の人に聞いても答えは出ないって分かっているのだけれども……。



そ「では、姉上様は今、何をされたいのですか?」


貴「私が今したい事……。そうですね……」



今したい事。

頭の中で考えようとするけど何も思い付かない。



そ「姉上様は考えすぎだと思います。気分転換に別の人とお話するのはどうでしょうか?」


貴「別の人とお話、ねぇ」



別の人。と聞いて真っ先に頭の中に彼が思い浮かんだ。


思い返してみれば屯所にお邪魔したあの日以来、彼とは連絡を取っていなかったわ。



貴「そうだわ!それが良いわ!」



私は残っていたお茶を飲み干し、湯呑みをそよに手渡し立ち上がる。


そ「行ってらっしゃいませ。姉上様」



優しい笑顔でそう言うそよに軽く手を振り部屋を後にした。


それから、私は爺の元へと向かうのでした。

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設定タグ:沖田総悟 , 銀魂 , 真選組   
作品ジャンル:アニメ
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アカネ(プロフ) - りりぽん♪さん» ニコルさん!お久しぶりです( ´ ▽ ` )ノこちらの作品は完結しましたが、掛け持ちの方を頑張っていこうと思います!ありがとうございます(((o(*゚▽゚*)o))) (2016年2月28日 10時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
りりぽん♪ - (元ニコルです)面白かったです!(*´▽`*)/会話の雰囲気とかまんま銀魂で流石アカネさんだな~と思いました!(笑)これからも頑張ってください! (2016年2月28日 0時) (レス) id: bd5f2bd347 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - お豆腐さん» コメントありがとうございます!ファンだなんて、、!嬉しすぎます(((o(*゚▽゚*)o)))楽しんでいただけてよかったです!これからもよろしくお願いします( ´ ▽ ` )ノ (2016年2月11日 21時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
アカネ(プロフ) - リズさん» コメントありがとうございます!そんな風に言っていただけるととても嬉しいです!最後まで読んで下さり本当にありがとうございました! (2016年2月11日 20時) (レス) id: 7124c7ef55 (このIDを非表示/違反報告)
お豆腐 - 最後の最後までよかったです!!ファン第1号としてこの作品読めて本当に楽しかったです!!素敵な作品ありがとうございました!!!次また作品作るときは必ず見ます!!( ^∀^) (2016年2月11日 13時) (レス) id: fa094e41b6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アカネ | 作者ホームページ:http://ameblo.jp/putisannpuru/  
作成日時:2015年12月8日 22時

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