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プロローグ ページ1
ふと、思う事がある。
空や湖はこんなにも澄んでいるのに
あの頃の俺はあんなに澄んだ瞳をしていたのに
いつか、くすんでしまう時が来てしまう。
あのこだって昔はもっと純粋で素直なこだったんだろう。
今では、計算ずくのぶりっこへと変わってしまった。
彼奴なんて、涙を使って人を貶めるのが好きという。
彼奴の涙は、あんなに濁った色をしている。
この世に純粋で素直なままの奴なんて、いるのだろうか。
と思っていた。
そんな考えを打ち消すように、彼奴は現れた。
何時ごろだろうか、あんなに澄んだ瞳を見るのは。
ずっと見つめていたい様なそんな瞳だった。
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