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作り笑いが4 ページ6

Aside

ドロン、と、こんのすけが出てきた。


こんのすけ「審神者様!なぜあんな嘘をおつきになったのですか!!」


めんどくさいのが出てきてしまった。


「こ、こんのすけ、私は別に嘘なんてついてませんよ?」

こんのすけ「いいえ!嘘をついていましたよ!!」


一部始終を聞いていたのかあの担当が言ったのかどちらかであるが、とてもめんどくさいことになってしまった。


こんのすけ「どうしてそんな嘘をおつきになるのですか、刀剣男士達はあなたとお別れなんてしたくないのに」

「…大丈夫ですよ、皆様は私なんて居なくても」


作り笑いをした。正直もう表情筋が辛い。


こんのすけ「A様」

「嘘をついたことは認めましょう、でも私が嘘ついたことは言わないで下さいね」


めんどくさいし、バレたら私はサビになりかけないからだ。まだ生きていたい私はこんのすけにそう言った。


こんのすけ「…なにか事情があるのを察しました、このことは内密に致します、それでは」


ドロン、と言ってこんのすけはいなくなった。

気持ち悪くて吐きそうになる。


「ほんとに、いやだ、はやく出ていきたい」


独り言が響く。

本当は審神者になる気なんてなかった。

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作者名:一ノ瀬ミルク | 作成日時:2022年9月18日 0時

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