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「A…私は、どうすれば…」
「あれ…?ス〜ちゃん…?今授業中じゃない…?なんでガーデンテラスにいるの?…それにAも」
『凛月さん…』
最悪。凛月さんが寝ていたのに、大声を出して睡眠を妨害してしまった。プロデューサー失格
「凛月先輩…あなたも、こんなところで何をしているのですか…。聞かなくても大抵予想はつきますが」
「俺はここでお昼寝中…♪それより、2人ともそんなピリピリしてどうしたの?Aなんか…泣いちゃってるし…。ス〜ちゃんが泣かせたの?」
やめて。違うから。凛月さん。私の理不尽で朱桜司を責めないで。ぁぁごめんなさい。2人とも。ごめんなさい
「…はい。私が、泣かせてしまい」
『違う。違うから。ほんとごめん。2人には迷惑かけたから。私もう早退するから。ほんとにごめん。ごめんなさい』
理不尽に怒って理不尽に泣いて、好きな人を困らせて挙句の果てに関係の無い人まで巻き込んで
謝った程度で許されないことなんて承知だし、白い目を向けられる覚悟だってあるけど。もうこれ以上どうすればいいのかわからない。自分のこの感情に
とっくに気づいてるのに、それがみっともないものだと思って自分の感情に鍵をかける
「いえ…謝るのは私です。どうか、何がダメだったのか、何があったのか、教えて頂けませんか」
「おれにはよくわからないけど、なにか重大なことならわかる。A。俺からも頼むよ」
『…ありがとうございます。2人とも』
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作者名:レモンティー | 作成日時:2021年3月22日 23時