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「おい!A!」
『ひっ、はっはい!姫宮さんどうしましたか?!?!?(汗)』
机で勉強してたら、いきなり姫宮さんがわたしの机バーンしてきたから、びびったわ
「今からボクの変わりに、弓弦に会ってきて!」
…弓弦?さん…ああ、fineの()
『べ、別にいいんすけど…何で?』
「弓弦に伝言!「今日のレッスンはいかずに部活行く!」って言ってきて!」
姫宮さんがほら、早く早く!って急かしてくるから私は勢いよく『はっはい!!!この三國A、誠心誠意をつくし姫宮さんのために2年B組伏見弓弦先輩に伝言を伝えてきます!』などと長ったらしい言葉を並べ廊下を走らない程度に急いでます
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司side
あれは…A?何故廊下を走って…普段は校則を絶対破らない方なのに…
「こんにちはA♪そんなに急いでどうしたのですか?」
と聞けば、『なんで追いついてくんの?!いや別に走ってるわけじゃないし追いつけるのも当たり前だけど…』などとぶつぶつ喋っていますが…
「私から見ると…あなたのそれは走っているように見えますが?」
『は、はぁ?!嘘!そんなのバレたら蓮巳さんになんて言われるか…』
今度はいきなりすごくゆっくりな歩きになりガクガク震え出しました
「…ふふっ、分かりやすいですね貴方は」
『はっ、はぁ??!馬鹿にしてんの?!』
「いえいえ♪」
などと言っている間に、Aの行きたかった場所に着いたっぽいですね、ここは…2年B組…?ま、まさか凛月先輩に用事…?いや…鳴上先輩…?誰に用事が……
『失礼致します、1年B組の三國Aです、姫宮さんのお願いで…伏見さん、少しお時間頂いてもよろしいでしょうか?』
伏見先輩…姫宮…ああ、察しが着きました、桃李くんにお願いされて伏見先輩へなにか用事があったのですね、ふぅ焦りました
…焦った?
『朱桜司、あんたは聞かなくていいんだから耳塞いどけ!』
え?!聞きたいのですが?!(?)ま、まあ桃李くんですしどうせとてもくだらないこと…でしょうね、なら耳を塞いでも…大丈夫ですね
「…了解致しました。坊っちゃまにお伝えください、人の手を借りずに自分で言いに来てください、と」
『アッハイっ!では、失礼致します!』
口パクで私に行くぞ!と伝え私の手を握りそのまま階段へと向かいました
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作者名:レモンティー | 作成日時:2021年3月22日 23時