話しちゃいけない話でした ページ7
貴方side
真緒くんに、過去の話をすることになるとは…
でも
“信じる”って、言ってくれたから
私も貴方を“信じます”
・
これは、私が小学三年生の頃の話
私には、いつも仲良く話してる子がいました
貴「おはよう、美紅(みく)ちゃん！」
美「おはよう、Aちゃん！」
東條(とうじょう)美紅ちゃん
男子にも女子にも好かれる、言わばクラスのリーダー的存在の子
美紅ちゃんに嫌われたら、嫌われたその子はクラス全員に嫌われる
何故か、そういう雰囲気があったんです
皆、リーダーに付いて行くから…
だから、美紅ちゃんには嫌われちゃだめだったんです
幸い、私は美紅ちゃんと一番仲が良かったので、嫌われませんでした
そう、12月までは
ある冬の日
私はお母さんに、魔法をかけられました
例の、“運命の赤い糸が見える魔法”を
私は、嬉しくなっちゃいました
“皆とは違う”
“私には、魔法がかかってる”
小学三年生の私には、とっても魅力的でした
“魔法”という単語が
次の日、学校に行ってから、すぐ話しました
“私に、魔法がかかっているの”って
当然皆、“えっ？！”って、聞いてきました
その時私は、忘れていたんです
お母さんと約束したことを
『ねぇA、一つ、守ってほしいことがあるの』
なぁに、ママ？
『貴方は、自分に魔法がかかっていることを、“運命の赤い糸”で繋がっている人にしか、話しちゃいけないわ』
え？何で？
『苦しい思いを、するからよ』
お母さんの言った通りでした
“何それ、夢見すぎ”
“はんっ、どうせ嘘だろそんなの！”
“嘘つき嘘つき〜！嘘つきは〜？”
““泥棒の始まり〜！！””
今思えば、ただの冷やかし程度の話です
でも、その時は本当に辛くて、悔しくて、悲しくて
嘘つき呼ばわりされた
魔法をバカにされた
大好きなママをバカにされたっ！！
それでも、反論する手立てはありませんでした
だって皆、魔法がかかる瞬間を見ていないから……
でも、思い出しました
そうだ！私には、“信じてくれる”美紅ちゃんがいる！
早速、美紅ちゃんに話しました
美紅ちゃんは、“うんうん”と、真剣に聞いてくれました
そして美紅ちゃんの口から出た言葉
Aちゃん……嘘はいけないよ？
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水無月のぞみ - さすがにこの終わりは納得しないよ。 (2022年3月10日 11時) (
レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 冬菜さん» 真緒くんは、私の中で優しいイメージなので♪底なし沼ですか…では、頑張って、お話の世界に入り込めるような作品にしますね！ (2016年2月28日 9時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜(プロフ) - 如月マロンさん» 真緒君優しいです♪( ´▽｀)赤い糸が見えるっていいですよねぇ。このお話は私にとって底なし沼です(･･;) (2016年2月27日 22時) (レス) id: e51d897d6d (このIDを非表示/違反報告)
如月マロン(プロフ) - 冬菜さん» わ、この作品にての初コメです！！ありがとうございます！！ロマンチックに書けたら良いなぁって感じです！！タイトル詐欺にならないように気を付けます！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: 7fdbc2c919 (このIDを非表示/違反報告)
冬菜(プロフ) - とっても面白いです！赤い糸ってロマンチックです！更新楽しみにしてます！ (2016年2月21日 21時) (レス) id: e51d897d6d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：如月マロン | 作成日時：2016年2月21日 0時
