【ツイステ】思い出―― (ページ19)

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思い出２０枚ページ19

ただひたすらに走って、家につけばさっさと部屋に戻った

「はぁ、はぁ、はぁ…」

苦しくて、つらくて泣けてきて…

お願いだから、みんなに会いたいなんて思わせないでよ…

みんなとの出会いを夢にさせてよ…

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「…っ…」

そのまま寝てしまったようで、背中には姉さんが掛けてくれたのだろう毛布がかかっていた

「…姉さん、毛布ありがと…」

姉「ん？あ～良いの良いの。気にしないで～。それよりあんた、近くに海底をイメージしたレストランができたの知ってた？うち知らなかったんだよね～」

姉さんは朝食を作りながらそう聞いてきた

「あぁ…。昨日なんか見たよ。高校生に人気みたいで生徒たち並んでた。私は…並ばなかったけど…」

そう答えると、「へ～！珍しいね！」なんて言って、ご飯を出してくれた

姉「そうだ！お昼はそっちにしない？」

ご飯を食べながら、姉さんはそういった。

「え、ああ、良い、けど…」

ただ、涙が止まらなくなるかもしれない。なんて、そんなこと言えるわけないし、仮に断れば、どうしてと聞かれる。

聞かれればなんて答えればいいか分からない

姉「じゃあ決まりね！」

楽しそうに笑う姉さんを見て、これでよかったんだと、言い聞かせた

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姉「わ～！！めっちゃきれいだね！やっぱ！！」

「そうだね。」

昨日、逃げてしまった場所に姉さんとやってきた

姉さんは楽しそうに声を出していて、私はいたって冷静を装った

？？「いらっしゃいませ。ようこそ、“モストロ・ラウンジ”へ」

ピクッ

体が反応してしまう

この人、ジェイド先輩の声にそっくりで…おまけに店名がモストロ・ラウンジとか…

胸が痛い…苦しい…

姉「二人で。A、いこ～！」

「う、うん…」

？？「あ、昨日の。来てくれたんすね。いらっしゃいませ。よかったらここどうぞ。」

仮面の向こうの瞳が、私を捉えてる

今度は逃がさない。そういわれてるような感じがして…

姉「あ、ありがとうございます！ほら、座ろう？」

姉さんがいなきゃ、きっとまた逃げ出してる…

？？「どうぞ。当店のメニューです。当店はワンドリンク制で、必ず一点は頼んでいただきます。」

今度は、アズール先輩似ですか…

はい、つらいです…