【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ7)

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6話ページ7

sideA

クルーウェル｢Good girl.｣

わぁい、褒められた！

クルーウェル｢やれば出来るじゃないか。｣

A『先生好き～！』

クルーウェル｢はいはい。今日は魔法薬学だ。｣

流されて授業入った！？

レオナはあの後ツンツンだったし…

レオナ｢ふん。｣

拗ねた。

A『レオナ～？』

レオナ｢……｣

無視された…

そして、そのまま置いてかれた。

A『レオナに嫌われた…』

ラギー｢放課後謝ったら許してくれるッスよ。｣

何についての謝罪？

A『なんで怒ったのか分からないよ…』

ラギー(男ホイホイですもんね。)

クルーウェル｢そこ！私語は慎め。｣

ちぇっ。

A『はーい。』

クルーウェル｢…！私が施したメイクでそんな醜い表情をするな。｣

えぇ……

A『はーい。』

じゃあ愛想笑いで許してね。

クルーウェル｢……｣

クルーウェル(いつもの無邪気さがない…)

よし、出来た！

クルーウェル｢Good boy and girl.｣

何についての謝罪をすればレオナは機嫌戻すの？

チャイムがなった。

クルーウェル｢ステイ！今日はここまでだ。｣

A『じゃ、バイバイ。』

ラギー｢えぇ！？俺がレオナさんに殺されるッス！｣

何故？

ラギー｢朝に今日は1日居るって言ったじゃないッスか！｣

言ったけど…

A『だってレオナの謝罪わかんないもん…』

ジェイド｢おや。プリンセス、何かお困りで？｣

あ。

A『ジェイド…ううん。何でもない。フロイドなら中庭の方に出て行ったよ。』

ラギー｢と、とりあえずレオナさん待ってるから行きましょ！｣

えぇ……

お花が沢山……

花の匂いってあまり好きじゃない。

A『あ、寝てる。』

ラギー｢そうッスね。｣

あ、起きた。

私を見るなりそっぽ向く。

何で怒ってるのか全然わかんないよ…

ちょっとレオナから離れたところに寝っ転がる。

ここ、暖かいから寝ちゃうよ……

sideラギー

レオナさんはAが他の男と話すのが気に食わない。

Aは既に自分のモノだと思っているから。

A『ｸｩｰ…』

寝息をたててるAにそっと近づいて

レオナ｢…｣

覆いかぶさってる…

レオナ｢…帰るぞ。｣

ラギー｢A、置いて行くんスか！？｣

珍しい…

レオナ｢謝罪してねぇからな。｣

何を謝罪すれば良いかも分からないって言ってるのに…

絶対に夜、また暴れる……

Aが帰ってこない！って

メモ書きを置いてレオナさんについて行く。