【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ12)

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11話ページ12

sideA

A『写生かぁ…』

うーん。

あ。

A『ヴィル～！』

ヴィル｢あら、Aどうしたの？｣

授業じゃないの？

A『美にこだわってるヴィルに聞きたい！』

ヴィル｢なぁに？｣

ご機嫌だなぁ。

A『今ね、写生するモデルを探してるの。どうしたら良いと思う？』

ヴィル｢そうねぇ。アタシを描ける程の腕もないだろうし。｣

うん。

ヴィル｢動物とかはどう？トレイン先生のルチウスとか。｣

A『なるほど！ありがとう～！』

A『ってことだからルチウス描きたい。』

ルチウス｢オア"ー。｣

トレイン｢くれぐれも粗相のないようにしてくれよ。｣

はーい。

A『ルチウスはおやつで手を打ってくれるかな。』

ルチウス｢ナ"～。｣

A『高いのはダメだよ～。ルチウス、こっち見てよ。』

トレイン(動物言語学でも好成績なだけある。)

よし、出来た。

A『先生、ルチウス。ありがとう～！』

トレイン｢うむ。午後の授業でな。｣

A『うん、後でねー。』

提出出来たし、レオナ迎えに行こ。

3年生いっぱい(当たり前だけど。)

あ。

A『トレイ！』

トレイ｢ああ。Aか。｣

ケイト｢Aちゃーん♡｣

A『ケイトに用はない。』

ケイト｢ガーン!!｣

えぇ…そんなに落ち込まないでよ…

A『トレイ、今度リドルにタルト作る約束したから一緒に手伝って。』

トレイ｢珍しいな。良いぜ。何のタルト作るんだ？｣

A『リンゴにしようと思って！リドルに聞いたら規律に反してないから良いって言ってたし。』

ケイト(流石Aちゃん…抜かりない…)

トレイ｢じゃ後でな。｣

うん！

A『レオナ!!迎えに…』

レオナ｢遅せぇよ。｣

教室についた瞬間抱きしめられた。

A『待ってた～？』

レオナ｢待ちくたびれたわ。｣

へへーん。

A『ご飯行こー。』

｢凄かったよな……｣

｢さっきまでの殺気が消えたぞ……｣

なんかヒソヒソ話してる。

ヴィル｢あら。A。課題はクリアした？｣

A『うん、ヴィルのおかげでー』

ヴィル｢や～ね、その顔。美しくないわよ。｣

レオナ｢知るかよ。｣

なんかピリピリしてる。

A『レオナ、疲れた。おんぶして。』

レオナ｢しゃーねーな。｣

おんぶって言ったのに抱っこされた。

A『ラギー迎えに行く？』

レオナ｢そのうち来るだろ。｣

って言った30秒後にラギーが合流した。

お昼はパスタにしました。