【Twisted Wonderland】優秀な放浪者 (ページ2)

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1話ページ2

sideA

ふぁぁ…

ラギー｢レオナさん！式典の…うわ！｣

うるさ。

ラギー｢A、今日はレオナさんと寝てたんスね～。Aも式典あるから着替えるッスよ。｣

A『出なきゃダメ？』

ラギー｢ダメッスよ。｣

むう。

レオナ｢式典に1人や２人抜けてても分かんねぇだろ。サボろうぜ。｣

賛成～！

ラギー｢レオナさんは寮長っスから行かなきゃダメッスよ。｣

レオナ｢…ﾁｯ｣

嫌そう。

A『レオナ～…行っちゃうの～？』

レオナ｢…ﾌｯ…お前も来いよ。｣

優しく笑った。

行きたくなさすぎて、レオナに抱きかかえられてる。

学園長｢おや、Aさんもいらっしゃるとは。｣

A『帰っていいなら帰りたい…』

学園長｢まあまあ、そう言わずに。｣

あの仮面の下で笑ってる素顔が気になる…

グリム｢ふなー！｣

？

A『何あれー。』

レオナ｢はぁ、サバナクローはこっちだ。並べ。｣

｢女子が居る…｣

｢なんで女子が……｣

｢男子校なのに…｣

うるさいなぁ。

リドル｢眼には眼を歯には歯を！炎には炎！だからお前ちょっと来い！｣

A『リドル強引だよぉ……』

グリム｢ふなー！ふなー！｣

A『ﾊｯ｡こんなショボイ炎なのによくもまあ学園に入りたいなんて私を笑い殺す気？』

(さっきの顔と違いすぎる。)

(さっきまでは普通に可愛い女子だったのに。)

(めっちゃ怖い…)

グリム｢ふなー！｣

A『無駄だってば。私に炎なんて効かないよ。』

周りの炎全部吸って、吐き出す。

A『ちょー不味いんですけど！本当に炎の扱い下手すぎ！マジでありえないんだけど！』

ラギー｢コイツ食えるっスかね？｣

A『やめときな。絶対に体調不良になるし、腐ったパンよりも不味いと思う。』

ラギー｢やめとくっス。｣

賢明な判断。

A『学園長！捕まえた！』

学園長｢では、学園外に飛ばしておきましょう。｣

ばいばーい。

てか、本当に不味い。

A『気分悪い…あの炎。』

トレイ｢大丈夫か？｣

A『めっちゃ不味かった!!』

リドル｢お前の炎は美しいからな。｣

へへーん！リドルに褒められた！

レオナ｢帰るぞ。｣

また抱きかかえてきた。

A『お腹空いた～。』

レオナ｢ラギー、買ってこい。俺とAの分な。｣

ラギー｢へーい。｣

レオナ｢サバナクローはこっちだ。着いてこい。｣

寮長してる。

ケイト｢Aちゃん！次は俺と寝ようね～！｣

A『首跳ねられないならね。』