Welcome to villans world!!

△服 ページ10

番外編です。
プロローグ終わったあたりだと思ってくだされば…。


「ご覧下さい‼あなたのため『だけに』‼この僕が‼作って差し上げましたよ‼」
「わぁ、ありがとうございます。でもドアの前でそんなに熱弁しないで下さい…。」

寮服をデザインしてくれたすずめくん、すなわちポムフィオーレ寮の3年E組、ハイト•マーティン先輩だ。



服に対する愛情は誰にも負けない。
そして、自分の作った服に対する自信も。


「さぁ、僕の作った服を着てみてくれたまえ‼きっと、いや、絶対に似合う‼早くッ、早くッ‼」
「いや、見られてたら着替えられないんですけど。」
「それはすまなかった。」



「素晴らしい‼私が思った通り‼あなたにとてもお似合いだ。」
「それは…ありがとうございます…。」
「オンボロ寮はモチーフも何もなく、大変ではあったが…うむ、流石は私の作った服……」

オンボロ寮って名前で広がってんのね…それはそれでショックだわ。

「お金はいらない、私が作った服を大切にしてくれればそれでもう満足だからね。」
「あの…一応お茶入れてるんですけど…。」
「それでは失礼する。」

なんだこの話聞かない天才デザイナー。
でもこの寮服は可愛い。頭の飾りも気に入った。

「あれ⁈これミッキーの形…。」

隠れミッキーまで仕込んでくれたみたいだ。ミッキー、この世界にいるのかな。

…いやいないよな。

露出も少なく、黒いレースがさりげなくオンボロ…。
加えて可愛いすぎる。

「あー、最高だわ。」
「おーいA‼入るぞ…⁈」
「どうした、エー…ス⁈」

悪いか、私が可愛い格好をしちゃ。

「…可愛い、な。(ボソッ)」
「あ、それ俺が言おうと思ったのに‼」
「え、なんて言ったの？」
「なんでもない。」

なんだか赤くなっているデュースと赤くなりながらもキャンキャン騒いでいるエース。

「可愛いでしょ⁇これで学園で過ごすんだ‼」
「えちょっとやめて。俺らが危険だわ。」
「…僕は構わないが、エースがダメらしいから変えてやってくれ。」







またもやすずめさんデザイン…。美しい‼

http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gaoqiaozef1/


あと花冠に隠れミッキーあるらしいです。ぜひ見つけてみてください‼

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