黒いオーラ ページ40
カシャン。
「「あーーーー!!」」
「僕の手を煩わせて…全く、お茶の時間に遅れるところだったよ。」
そう言って口をニヤリと釣り上げた。
「哀れだなぁ、ルールも守れない奴らは。こんなに簡単な嘘にも引っかかる。」
「…??リドルくん、いつもとなにか違う…。」
あたりになんだかうっすら黒いオーラを感じる。それでも彼はニヤニヤと笑いながら話し続ける。
「やはりお母様は正しいんだ。だから、僕だって正しい「あー、もういいわ。」は??」
すとん、とこぼすようにエースが呟いた。
「決闘とか、ルールとか、もうどうでもいい」
そう言ってリドルくんの方へ歩き出す。
え、まさかとは思うけど、殴ったりしないよね…??
バシッ。
「し、新入生が、リドル寮長を…。」
「「右ストレートで殴った…。」」
「ふざっけんじゃねぇえぇぇ!!」
うっそでしょ…。
決闘中の暴力は厳禁なのに…。
「お前がそんなに性格クズなのはお前の母さんでも、お友達のせいでもねぇわ。」
「な、殴られた…??」
「何も考えねぇで、お母様お母様言って、一言でも注意してくれるダチ作れなかったテメェのせいだわ!!」
はっきり言ったな…。
でもそれは、そうだと思う。親は選べない。それでも戦い抜いてきた人を何人も、何人もリゾートで見てきた。
「私もそう思います。正しいからって、何でもしていいわけじゃない。」
「…なんで、なんで誰も理解してくれないんだ…??僕は、僕はただ…「甘ったれてんじゃねぇよ」…なんだって…??」
「いつまでもそんな態度で、誰かに分かってもらおうとして何も歩みよらないで。お前は単なる赤ちゃんだ。ママ、ママって叫んでるだけのな!!」
エース、そろそろまずいんじゃないかな…。
さっきまでうっすらだった黒いオーラが濃くなってる。もしかしたらだけどあの時のドワーフみたいなお化けとあったときの空気と一緒かもしれない。
「お前らに…何が分かるッ?!」
「何も分かんねぇよ!!もううんざりだ!!」
「…そうだよ…もううんざりだ…。」
誰かがそう囁いて、そのすぐあと。
卵が割れた音がした。
「リドルにッ…卵をッ…?!」
「誰だい僕に卵を投げつけたのは!!」
誰一人として喋らない。いや、これは出てこないとデュースにも怒られるよ??
「…そうかい。僕も君たちにはうんざりなんだ!!全員まとめて、首をはねてやるッ!!」
どこからだかは分からない。でも。
インクが落ちるような音が聞こえた。
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すずらん - すみません。お願いなんですが、セリフの所にキャラクターの名前書いていただきたいです (2022年11月18日 18時) (
レス) @page5 id: 49286b2531 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレートソース(プロフ) - ヴィランズの手下達の担当教科や担当寮、などのまとめを書いてもらってもよろしいでしょうか？ (2021年3月23日 21時) (レス) id: a8c1fc5263 (このIDを非表示/違反報告)
チェシャ(プロフ) - アルファさん» コメントありがとうございます。そ、そんな、お優しいお言葉ありがとうございます…！これからも頑張りますので応援よろしくお願いします。 (2020年4月22日 19時) (レス) id: 8db39e00ea (このIDを非表示/違反報告)
アルファ - とてもおもしろいです！続き楽しみにしています！更新頑張ってください！ (2020年4月21日 14時) (レス) id: 2d5813c050 (このIDを非表示/違反報告)
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