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ゼ「まぁ今日は俺がいるから、少しはリラックスしていいぞ。」



オ「はーい。」





そんなことを言っていたら、イザナの部屋に着いた。





コンコンッ

ゼ「ゼンです。」

イ「入れ。」

ゼ「失礼します。」

あ、オ「失礼しまーす。」



イ「あぁ、ナノカも居たか。全員揃ったな、席に就け。」



ゼ「はい。」





席に就いたら、料理が運ばれてきた。

どれも美味しそうで、お腹が鳴らないか心配だ。





ゼ「それで兄上、今日はどのようなご用件で?」


イ「まぁ、まずは食べよう。ナノカの顔に食べたいと書いてある。」



ばっと手で顔を覆う。そんな食べたそうな顔をしていただろうか...。



イ「...冗談だ。そんな気にすることはない。」


はははっと笑われたので、とりあえず睨んでおく。

ほんと人をからかうのがお好きな方だ。




あ「...頂きます。」

手を合わせて食べ始める。

イザナにはもう気なんて使ってあげないんだから。
と言っても、今の私はかなりの腹ペコ虫だ。とりあえず食べる。




あ「ふぅ〜。ご馳走様でした。美味しかった!」


イ「お前はほんとに美味しそうに食べるな。見ていて楽しい。」


あ「だって本当に美味しいんですもん!コックさん達に手紙書こうかな。」


イ「ほう。コックも喜んでくれるだろう。こうも食いっぷりが良いと作り甲斐もあるというものだ。」




現に私は男の人並みに食い意地が張っている。食べ終わるのも一番早い。
ちゃんと噛んでいるから問題は無いのだけれど。






劇団のトップとはいえ、王城の料理に適う様なものには中々巡り合えない。




あ「私、この国周辺を転々としてきて、それなりに食べているので舌は肥えてると思うんです。でもこの城の料理は本当に絶品で、劇団の皆にも食べさせてあげたいですね...。」




そういえば団長以外の劇団の皆はどうなるんだろう...。





イザナに聞こうと思い、イザナを見るとパチッと目が合った。


イ「この件が終わったら、皆で一緒に食事をする機会を設けよう。」



それは言わば劇団員を罰することはせず、保護してやるという遠回しのイザナの優しさだった。



あ「...ありがとう、イザナ。一生貴方に付いていくわ。」



そういうと、オビとゼンさんが同時にむせ始めた。


オ「それっていうとナノカ嬢。あんた兄殿下の妃になるつもりかい?」


というと、むせるのを治す為に水を飲んでいたゼンさんが噴き出した。



ゼ「ごほっごほっ。...オビ、直球すぎだ。」

*→←*



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設定タグ:イザナ , オビ , 赤髪の白雪姫   
作品ジャンル:アニメ
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月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
ぴろろんぱ(プロフ) - 月華さん» 再開してくれてほんとによかったです!これからもずっと見続けるので頑張ってください!!! (2018年4月24日 16時) (レス) id: 6a697b7639 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - かりそめの蘇生さん» ありがとうございます!自分でもどうなるか分かりませんが、今後ともよろしくお願いします! (2018年4月24日 15時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)
かりそめの蘇生(プロフ) - 続きがずっと気になっていたので、更新再開してくれてすごく嬉しいです!これからも頑張って下さい! (2018年4月23日 15時) (レス) id: 30c6595324 (このIDを非表示/違反報告)
月華(プロフ) - ぴろろんぱさん» ありがとうございます!コメント見て、元気をもらいました!初めての作品で拙い文章ですが、よろしくお願いします。 (2018年4月23日 12時) (レス) id: 76bcbfb3bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月華 | 作成日時:2017年8月25日 21時

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