クリスマスプレゼント ページ33
.
「 A!寒い!温めて!」
『 …みっくん、うるさいよ 』
付き合って2年目の冬。
夏から同棲を始めた私達は、今日もまったり。
こたつに入り、
半纏を着ながらお酒を飲むみっくん。
寒い訳ないのに、
はやく来て〜なんて駄々をこねる。
「 お鍋つっつきたい 」
『 今作ってるよ 』
「 Aもつっつきたい 」
『 嫌だ 』
「 俺も嫌だ 」
『 我儘ちゃんね 』
「 うふふ、幸せ〜 」
既に酔っているのか、ニコニコしてるみっくん。
俺も手伝う〜なんてキッチンに来た。
「 何かやりたい 」
『 じゃあお肉入れて 』
「 やだ、切りたい 」
『 みっくんお酒飲んでるから危ないよ 』
「 危なくないし〜 」
拗ねたみっくんは、私を後ろからホールド。
『 動けないよ、みっくん 』
「 動かさない 」
『 何言ってんの 』
「 あ、お胸だ 」
後ろから胸をやんわり触ってくる。
「 今日もふわふわ 」
『 やめなさい 』
「 食べたい〜 」
『 みっくんのせいで鍋の準備止まってるの!』
「 鍋じゃない、こっち 」
また触る。
『 変態っ!』
「 いつまで経っても照れるの可愛い 」
『 …うるさいっ 』
「 んで、食べてい?」
『 ダメに決まってるでしょ 』
「 良いじゃんか 」
髪をどけて、首にチュッと触れる唇。
『 …みっ、くん 』
「 やめてほしい?」
意地悪に耳元で呟く彼。
舌でペロっと舐めれば、私の身体は震える。
『 …鍋あるから 』
「 ん〜でも、鍋は逃げないよ?」
『 …でも、「 ふ〜ん、ならいいや 」
その気にさせといて、放置する。
私が本当は嫌がってないの分かってて、ポイって。
いつもなら自分を落ち着かせる私。
いや、そんな頻繁にある訳じゃないよ!?
でも、ほら、やっぱり恥ずかしいし…。
なかなか言えないの。
でも今日は何故か落ち着くどころか、
気持ちは高まるばかり。
こたつに戻って普通にテレビを見てるみっくん。
私は鍋作りを再開出来ず、ムラ…モヤモヤ。
あ〜もう、なんなのよ、自分。
素直に受け止めれば可愛いのに。
だって大好きなみっくんに求められて、
嫌なはずないじゃない!
.
1028人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月下香(プロフ) - clubwonderさん» コメントありがとうございます(^^) 最後は少し自分の中でも駆け足になってしまったかな、と思いましたが…完結できて良かったです!番外編書いた時には是非読んでくださると嬉しいです。 (2018年8月16日 5時) (レス) id: d026112355 (このIDを非表示/違反報告)
clubwonder(プロフ) - 完結?お疲れ様です!ただ終わってしまったー…という寂しさが。番外編楽しみです!! (2018年8月16日 4時) (レス) id: 697db724dd (このIDを非表示/違反報告)
月下香(プロフ) - cherryさん» 頑張ります!ありがとう(^^) (2018年8月15日 23時) (レス) id: d026112355 (このIDを非表示/違反報告)
cherry - 月下香さん» ありがとうございます!じゃ、今からタメにしまーす(笑)。更新頑張ってね!応援してるよん! (2018年8月12日 21時) (レス) id: 2a489f585b (このIDを非表示/違反報告)
月下香(プロフ) - cherryさん» cherryさん、コメントありがとうございます(^ ^)大好きって言ってもらえて光栄です!タメ口のお話、覚えていますよ!是非宜しくお願いしますっ (2018年8月12日 14時) (レス) id: d026112355 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:月下香 | 作成日時:2018年8月1日 18時