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「 A〜、皿なんかほっといてこっち来て 」
『 あと少しだから〜 』
あれから、
今まで離れていた期間、
ぽっかり空いてしまった2ヶ月を埋めるように
2人でずっとお話して、愛し合って。
今日もみっくんの仕事がオフだから、
1日中ゆっくり過ごした。
当たり前だったあの日々が、
急になくなってしまった私達にとって、
こうやって穏やかな時間を過ごせるのは
かけがえのない事だって、改めて知れた。
「 …いーつまで、待ってればいいんですか 」
少しオコなみっくんは、
私の作ったご飯を最後まで綺麗に食べてくれた。
そんな事で、私は嬉しくなって。
お皿洗いしながら、少し浮かれている私。
だからいつもより手を動かすスピードが
遅かったらしい。
みっくんは、
はーやーく!って
後ろから私の肩に顔を乗せてきた。
「 後でやればよくない?」
『 今の方がすぐ汚れが落ちるの〜 』
「 え〜〜、やだっ 」
『 ふふ、何がよ 』
「 Aが可愛い 」
まるで会話のキャッチボールが出来てない。
…まあ、お酒結構飲んでたし、
甘えたさんなみっくんが発動するのも分かるけど。
私を呼びつけた昨日より、酔ってる気がする。
『 …みっくん。
お酒…飲みすぎちゃダメって言ったよね?』
「 ん〜?ふふ、そんな飲んでませーん 」
後ろから私にいたずらしてくるみっくん。
水をペシッて飛ばしたり、
その濡れた手で頬をつっついてくる。
「 も〜〜、はやくっ 」
『 何でそんなに急いでるのさ〜 』
「 んふっ、あっちでお酒飲みたいから 」
『 もうだめ!没収する!』
これ以上飲ませたら…大変だ。
私は手の泡を一旦流して、
タオルで拭きながらリビングへ行く。
『 あれ?お酒どこに隠したの…って、何!』
綺麗になってるテーブルには何も置いてなくて、
どこ?って聞こうと振り返ったら、
そのままみっくんがギュって。
「 ふふ、大成功〜。
Aをこっちに呼び寄せるための嘘でしたっ 」
引っかかった〜〜って笑うみっくん。
…子供か!!
『 んも〜っ!…ふふ、分かったよ。
お皿洗いは後で一緒にやろうね?』
は〜〜いってみっくんは言う。
…先生と幼稚園児、的な?
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月下香(プロフ) - clubwonderさん» コメントありがとうございます(^^) 最後は少し自分の中でも駆け足になってしまったかな、と思いましたが…完結できて良かったです!番外編書いた時には是非読んでくださると嬉しいです。 (2018年8月16日 5時) (レス) id: d026112355 (このIDを非表示/違反報告)
clubwonder(プロフ) - 完結?お疲れ様です!ただ終わってしまったー…という寂しさが。番外編楽しみです!! (2018年8月16日 4時) (レス) id: 697db724dd (このIDを非表示/違反報告)
月下香(プロフ) - cherryさん» 頑張ります!ありがとう(^^) (2018年8月15日 23時) (レス) id: d026112355 (このIDを非表示/違反報告)
cherry - 月下香さん» ありがとうございます!じゃ、今からタメにしまーす(笑)。更新頑張ってね!応援してるよん! (2018年8月12日 21時) (レス) id: 2a489f585b (このIDを非表示/違反報告)
月下香(プロフ) - cherryさん» cherryさん、コメントありがとうございます(^ ^)大好きって言ってもらえて光栄です!タメ口のお話、覚えていますよ!是非宜しくお願いしますっ (2018年8月12日 14時) (レス) id: d026112355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月下香 | 作成日時:2018年8月1日 18時