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「・・・あ、あの・・・弟者くん・・・?」
「え?、あっ・・・ごめん」
危ない・・・
俺今無意識でAの手触ってた。
ちっちゃいなって思ってただけなんだけどな。
「Aの手ちっちゃいなって思ってたらつい」
「そう?ちっちゃいかなぁ・・・」
俺の言葉に自分の手を目の高さで眺めるA
その手に俺の手をピタリと合わせてみる・・・
俺の手の中に全部おさまるくらい小さい。
「ほら、ちっちゃい」
「弟者くんに比べたらちっちゃいよ
だってほら、弟者くんの手おっきい・・・」
俺の手を握って大きさを確かめてるけど・・・
ちょっとヤバイかも、
ドキドキしてきた。
「お待たせしました」
目の前にドリンクが出されてAの手が離れた。
ちょっと残念・・・、ってなんだ?
「弟者くん、かんぱい」
Aがグラスを傾けて笑ってる。
俺のドキドキはまだ止まらない。
「かんぱい」
軽くグラスを合わせてお酒を飲みながら
Aを盗み見・・・。
(ちびちび飲んでる・・・)
ちっさい動物みたいなんだよなあ・・・
「おいしい・・・!」
「あ、ほんと?よかった」
ありがとう弟者くん、なんて可愛すぎる・・・
ヤバイ・・・俺ドキドキしてる、
これって・・・・・・
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作者名:そすんさー | 作成日時:2017年10月13日 22時