だらだら ページ46
『あれ？Aちゃんじゃない」
『ほんとだ、声掛けてみようよ』
すれ違いざまに、ひそひそと話す声が聞こえた。
有名なYouTuberの友人であり、時々動画に出るときもあるが故にこういったことはよくある。
良い意味でな。
写真撮ってくださいとか、サインくださいとか。
もちろんサインなんてものは無いので、もし頼まれたときは相手の名前にイラストを添える。
ありがたいことです。
『あのー、Aちゃん？だよね？』
「…あっ、はじめまして」
『やっぱそうじゃん！本物だ！可愛い〜』
『やばい！！えっ、写真撮ってもらってもいい？』
「大丈夫ですよ〜」
私の心が狭いのか、ひとつひとつの言葉が胸に引っかかる。
なんか違うなぁ
『いくよ〜、はい、チーズ』
『おおお、国宝だわこれは』
『あ！もし良かったらさ、お茶奢るよ〜』
「いや、大丈夫です！笑 私少し用あるんで！笑」
びっくりした。
今どきナンパする人なんているのか。
日中とはいえ、なんか怖くなってきたなぁ
ちょっと急ごう
『もしかして、メンバーに会いに行くの？』
『じゃあつれてってよ〜』
「ふは、じゃあ行きますね笑 ありがとうございました〜」
『ちょっと待ってよ〜』
詰め寄る２人から離れようと背を向けると、ふいに肩を強く掴まれる。
あー、生命の危機。
気分を落ち着けようと大きく息を吸い込むと、ふわりと知っている香りが鼻をかすめる。
ゆ「えっと、Aに何か用ですか？」
「あ、…」
『うおっ、ゆめまるだ！！すげぇ！！！』
ゆ「とりあえずその子から手離してもらっていいですか」
『…うぃっす』
普段のゆめまるくんからは想像できないくらいに声は低く、表情も強ばっている。
相手が私の肩から手を離すと、ゆめまるくんは私を優しく引き寄せた。
ゆ「…Aに何かあったら僕がメンバーに怒られちゃうんで、笑」
そう言ってふにゃっと笑って、てっちゃん家とは反対方向へ足を進めた。
後ろを振り返ると、2人は呆然とその場に立ち尽くしたままだった。
━━━━━━━
「ゆめまるくん、ごめん」
ゆ「ううん。俺がもっと早く行ってれば怖い思いしなくて済んだよね。ごめんね。」
「もうあそこの道通るのやめる」
ゆ「メンバー1人が必ずAにつくのはどう？」
「小学生やん！笑」
ゆ「ほんとに、Aは目離せないもん」
「そんなに…？」
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むめ(プロフ) - あさん» 注意の部分に書いたように、作者全然関西人なんです...(´ε｀；)三河弁難しいですね、あまり下手な使い方しないように努力します...！(´･×･`) (2018年7月16日 0時) (
レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
あ - 訛り方が全然違ってて関西っぽい？岐阜っぽい？ですね。わざとかもしれませんが…。 (2018年7月13日 4時) (レス) id: 18ab252ba3 (このIDを非表示/違反報告)
むめ(プロフ) - TO_YUI さん» いつもありがとうございます(；▽；) 是非お願いします！！ (2017年12月3日 12時) (レス) id: 31725d356a (このIDを非表示/違反報告)
TO_YUI - すみませんっ！名前替えました(((・・;)またリクエストをお願いしたいです(*^^*) (2017年12月3日 10時) (レス) id: 454602847c (このIDを非表示/違反報告)
TO_YUI - はじめまして＼(^o^)／楽しく読ませてもらってますっ！リクエストお願いしたいです！ (2017年12月3日 10時) (レス) id: 454602847c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：むめ | 作成日時：2017年10月16日 1時
