【おそ松さん】貴女を愛するストーカー達は【短編集】

case4, 表裏一体型 『一松』 ページ4

………………………ムッカつくなぁ。





何でこんなにムカツくんだよ。






あの子は、僕に優しく笑いかけてくれた。手を差し伸べてくれた。
僕が猫になれることについても、『すごいね』と怖がるどころか撫でてきた。





僕は、あの子のことが好きだ。間違いない。




でも、あの子は、僕とは正反対のヤツに恋してる。分かりやすい。





でも、やっぱり僕は、あの子のことが。


好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ好きだ





あの子の恋が実ったら、僕からは離れて行くんだろう。






だから、好きでもあるし、嫌いでもあるし。








こんなゴミに好かれるのはあの子も嫌だろう。






でも、仕方ない。好きになっちゃったんだから。









足元に転がるのは、数分前まで人『だった』モノ。







首を掻き切られている。いや、正確には、首を掻き切っている。







赤い紅い水溜まりの中に立ち、目を閉じる。









どうしてもこいつが許せなかったんだ、ゴメン。







『君の想い人を消したのは僕』

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