太陽のような笑顔 by海石榴 ページ8
皐月side
水「…皐月。」
初めて聞いた水姫の声。其れは、鈴のようにきれいで、どこか幼さの残る声だった。
皐「み…ずき…?声…が…。」
水「皐月、私、声、出せるようになったんだよ。異能力も制御できるようになった。」
水姫は微笑んで言った。今まで一回も見たことのない笑顔。その笑顔が私の涙をあふれさせた。
皐「うわぁぁぁぁぁぁぁ!水姫ぃぃぃぃ!」
水姫に飛びついた。とても嬉しかった。出会ってから一度も見たことのなかった笑顔が見れて、水姫の声が聞けて。とても嬉しかった。
太「安吾、説明してくれる?」
与「妾も気になるねェ。」
安「いいのですか?水姫さん。」
水「うん。平気。でも、私からじゃなくて安吾が言って。」
安「分かりました…
――――――
水姫さんは小さい頃は異能力の存在に気づいていませんでした。
ですが、とある事件をきっかけに異能力の存在に気づき、同時に声も出なくなりました。
水姫さんがまだ5歳の時、友人がいました。とても仲が良かったのですが、些細なことで喧嘩になってしまって。
友「水姫ちゃんが悪いんでしょ!」
水「違うよ!先にやってきたのはそっちでしょ!」
友「違うもん!水姫ちゃんの嘘つき!」
水「そっちこそ!もう…『死んじゃえ!』」
水姫さんが友人に向かって、『死んじゃえ!』そういうと、次の瞬間には友人は亡くなっていたそうです。其れが、初めて異能力を行使したときです。其の後、水姫さんは、どこかで、〈自分のせいで友人が死んだ〉と聞いたらしく、まだ5歳だった彼女はそのショックでしゃべれなくなった。
――――――――
安「…これが水姫さんの過去です。」
太「なるほど…じゃあなぜ喋れているんだい?」
水姫は少しうつむいてから少しずつ話し始めた。
水「えっとね、意識を失ってる間にその友人と会ったんだよ。それであの子は言ってくれた。
――過去に縛られてるんじゃだめでしょ。
――あなたはいつまで現実から目を背ける気?
――私が後押ししてあげるから、前に進みなさい。
って。」
皐「そっか。じゃぁ、帰ろ!」
水「――うん!」
水姫は、今迄からは想像できないほどの満面の笑みを浮かべた。まるで、
太陽のような。
―――――――――――
与謝野さんが来た意味なくなりましたね。ほんとごめんなさい。
更新遅れてすいませんでしたァァァァァァァァ!!!!(スライディング土下座)
マジでごめんなさい…ほんと…
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紅葉(プロフ) - チッスチッスツバキさん元k((殴 元穂乃香だぞ☆スマホ自分の買ってもらったぞ☆ え?キャラが違う?気にしちゃまけ☆← とりま色々頑張っちょ☆ (2020年3月4日 16時) (レス) id: 9cddad8678 (このIDを非表示/違反報告)
穂乃香(プロフ) - いやいや更新遅いこと何か気にしちゃ負けだよ☆← いつもお疲れ様でっす (2020年1月2日 20時) (レス) id: f8625fd828 (このIDを非表示/違反報告)
海石榴《ツバキ》(プロフ) - 穂乃香さん» 初コメ来たァァァァァァァァァ!!!!!そして安定の穂乃香さん!!!大好き!!!めちゃめちゃ嬉しい!!ありがとう!!!!! (2019年12月26日 21時) (レス) id: 906a0c9fbd (このIDを非表示/違反報告)
穂乃香(プロフ) - やぁやぁやぁやぁy((殴 ←二度目のネタ 私も文スト好きだお☆ (………何で投票一回しかできないんだろう…) (2019年12月26日 21時) (レス) id: f8625fd828 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽこぽん x他1人 | 作成日時:2019年10月14日 16時