24 訪問 ページ24
三日月side
俺は教室を後にし、宵山の姉達がいるであろう剣道部へと足を運んだ。
部員達は皆目を丸くしながら俺を見つめているが、そんな事はどうでもいい。
近くにいた鶴丸に声をかける。
「鶴丸。ここに宵山の姉達はいるか?」
呼ばれた鶴丸はきょとんとしながら『あぁ、あっちにいるぜ?』と言った。
「そうか。すまない、少し邪魔するぞ」
「それは構わないが……何をする気だ、君?」
「はっはっは。少し……な」
俺はそれだけを言うと、鶴丸の視線を追って足を進める。
近づいてきた俺の事に気づいた宵山の姉達は、吃驚した表情で俺を見つめた。
「み、三日月先生!?」
「どうされたんですか、こんな所にいらっしゃって!?」
「……お前達、少し話がある」
いつもより低いトーンでそう言うと、彼女達に宵山が話してくれた事を全て話した。
*
*
*
瑠璃side
職員室に三日月先生はいなかった。もしやと思い剣道部に行くと、案の定彼はそこにいた。
皆の視線が、一斉に集まった。三日月先生が冷たい目でお姉ちゃん達を見下ろしている。
……!!私が話した内容を、こいつ等に話してくれたのかな?
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 37人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
りー(プロフ) - こだぬきさん» コメント有難うございます。瑠璃ちゃんのお話を楽しんで頂けたようで、大変嬉しく存じます。そうですね、当初は誰かとくっつくか悩んでいたのですが、なかなか決められず……(汗 此方こそ最後までお読み下さり、有難うございました!!また次回作も宜しくお願い致します! (2019年7月2日 20時) (
レス) id: c75757f664 (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お話一気読みさせて頂きました！主人公さん、最後は幸せになれて良かったです…！後個人的には誰かとハッピーエンドになって欲しかったです…ウチにもここのお嬢さんみたいなエセインいるんですよ〜…とても楽しいお話でした！ありがとうございます！ (2019年7月2日 20時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)
りー(プロフ) - みるくプリンさん» 初めまして!! コメント有難うございます!!面白いと言って下さり、光栄です!!更新、頑張りますね♪ (2019年6月26日 18時) (レス) id: c75757f664 (このIDを非表示/違反報告)
みるくプリン(プロフ) - はじめまして！作品宣伝所から来ました。原作の漫画？はタイトルしか知らないんですが、読みやすくて、面白かったです。更新楽しみに待ってますね(*´ω｀*) (2019年6月26日 18時) (レス) id: 7db76bcf0c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：りー | 作成日時：2019年6月25日 17時
