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帰還 ☆ ページ35
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「ふぁぁあ……。……ファッ!?!?」
部屋に戻って、明日の準備をして寝て起きた。すると、見慣れた部屋が視界に広がった。
アヤネと過ごしたあの部屋ではない。すぐに自分の部屋だと分かった。
そうか、私達があいつを陥れたから……。元の世界に戻ってきたんだね。
寝起きでもそこそこ私の頭は周るらしく、すぐにその結論に辿り着く事が出来た。
あっ、って事は……。私は腰の辺りを探ってみるが、そこには何もなかった。赤と白の球体は、1つもなかった。
……そりゃそうか。だってここは、リアルの世界だから。ポケモンの世界とは違う。
手持ち達と別れる事になるのは辛いけど、彼女達はゲームの中になかにはいる。いなくなった訳じゃない。
そう思うと、私はベッドを出て、部屋を出る。近くを通ったメイドが目覚めた私の姿を見て腰を抜かしそうになっていたが、それはあえてスルーする。
お帰りなさいませ、と声をかけてくるメイドに私は口角を上げて、こう言った。
「ただいま」
end.
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