味方に ☆ ページ15
そうね、楽しみ。普段から遊び足りないのよ、私達は。遊んでも遊んでも…遊び足りないわ。
先生の声が中から聞こえてきたので、先頭にいた私は返事をして扉に手をかける。そしてそれをゆっくりと左に引くと、中に入った。
*
「今日からここでお勉強をする事になった、コサメさんとアヤネさんです。それじゃ、自己紹介お願いね。」
「「はい。」」
良い子ちゃんぶって、私達はニコッと皆の方を見て自己紹介をし始める。さーて、獲物になりそうな子はいないかなー???
……ん?あら?あの茶髪のロングヘアの女の子…こっちをすっごい目で見てる。あぁ…成る程、分かりやすいなぁ♪
名前は適当に後で他の子から聞こう。後情報収集もちまちましていって…と。それからじっくりどう陥れるか考えても遅くはないわ。
・
「それじゃあ、席はコサメさんはあそこ。アヤネさんはあっちね。」
私は廊下側で、アヤネは運動場側か。随分離れちゃったなぁ…残念。
なんて事を思いながら席に座ると、横の席の男の子が宜しくな!と声をかけてきた。
それに応じ、宜しくね〜と返事をした。ふふ、この男の子も早々に味方に付けちゃおうかな?
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