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わたしもの ページ20

俺が直接呼び出したら怪しまれるので、そうだな…この前会った、安良岡さんを利用させて貰おう。



彼女、どうも二人と同じクラスらしいからな。今日の昼休みにでも、呼ぼうか。



*



〜昼休み〜



4時間目に使った教科書類を鞄に仕舞うと、俺は廊下へ出る。すると丁度そこに、安良岡さんが歩いているのが見えた。



急いで彼女の元に行って声をかける。口には…飴。飴好きなのか、彼女。



って、そんな事はどうでもいい。今から屋上に来れないか聞かなくては。



「ちょっと、話があるんだけど…これから屋上とか、行けるか?すぐに終わるから。」



「?屋上…?うん、いいよ。」



よっしゃ、イケた。俺は彼女と共にそのまま屋上まで向かった。







「話っていうか、渡してほしいものがあって…。」



俺は制服のポッケから一枚の紙を取り出し、安良岡さんに渡す。



「誰に渡せばいいの?」



「知花さんに渡してくれないかな。手数かけるけど、お願いするよ。」



「…うん、分かった。」



礼を言うと、俺はその場を去った。

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作者名:理依 | 作成日時:2018年3月12日 22時

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