イケメン転校生は超ドSでした【そらる】

に ページ3

何の変わりもない、普通の月曜日。
それが、私達の始まりだった＿＿＿





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「じゃあ先生からの連絡です」


(今日も相川くんかっこいいなぁ…)

初恋相手で学級委員長の相川くんが、担任の先生にHRを引き継ぐ。

彼が私の横を通り、ふんわりといい香りがした。
それだけで赤くなってしまう私は、思ったより変態なのかもしれない。


「はい、今日は転校生がいます」


先生の一言に、膨らませていた妄想を脳内に押し込む。

転校生…か。

まぁいいや私には関係ないしね。漫画じゃあるまいし、イケメンとか来るはずないもん(←夢小説です)

来たとしても、私は相川くん一筋だから!!

「じゃあ入ってこーい」
「……」

気だるそうな雰囲気の転校生が入ってきた。

乱雑な字で黒板に名前を書くと、長い前髪越しに前を向いた。


«一ノ瀬 彼方»


「…一ノ瀬です。よろしく」


(うっわこの人めっちゃイケメンだ…)


「やばくね?」
「超イケメンだ…」

クラス中が唖然とする中、素晴らしい程に空気の読めない先生が「よーっしじゃあ席は〜…」と辺りを見渡した。

(………私の隣空席じゃん)

そう。クラス内での空席は、私の隣だけ。

やばいよ…相川くんともまともに話せた事ないのに、こんなイケメンの隣席なんて無理だし私コミュ障だし目立ちたくないし わああああ‰☆€@♂

「A!!お前の横な。仲良くしてやれ」
『……』

さん→←いち

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