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超絶スマイルの悪魔 ページ13

「……わかりました。降谷さんが安心できるくらいのハニトラができればいいんですね?」

「正確には相手からのハニートラップを受け流す技術も含めて、だがな。」

降谷さんはニッと笑って言った。私にはこれが試されているように感じられた。公安として、ちゃんと仕事ができるかどうか。そして、私が彼にとってどれだけ支えになれるかどうか、を。

「……私、頑張りますから!降谷さんみたいに手強い相手でも主導権握れるように。」

「ふっ……、それは宣戦布告と捉えてもいいのか?」

なんて言いながらも降谷さんはちょっと嬉しそうで。私が見てもわかるなんて、相当珍しい……。ここまで喜ばれるなら、告白しないまま、物分かりのいい部下でいる方がいいんじゃないかと思ったりもする。
……いや、私はちゃんと区切りつけるって昨日決めたんだから。

「……いつか降谷さんを落とすくらいになりますから、覚悟してくださいね。」

なんて、本当は恋に落ちてるのは私の方なのに格好つけて呟いた。









数日経ち、私もふわふわした初恋の感覚が落ち着いてきて、少しは冷静に降谷さんとも照れずに話せるようになっていた。

「……風見さん。この書類のチェック、お願いします。」

「あ、悪い。今ちょっと立て込んでて……。そこに置いといてくれ。」

風見さんは相変わらず忙しそうで。察するに、降谷さんに振り回されているみたいだけど。……もしかしてあの人、また車壊したんだろうか。

「わかりましたー、って、え!?」

「どうした鳴海さん……って、え!」

私の驚いた声に釣られて風見さんも同じように声を上げた。いや、でもこれは驚くだろう。まさかいるはずもない降谷さんが私の資料を手にとって、中身を確認しだしたんだから。

「いや、なんでいるんですか!というか、大丈夫なんですか!?」

「ああ、問題ない。僕も仕事で来た。……ところでこの書類だが、この部分、少し主観的になりすぎてないか?」

「え、あ、そうかもですけど……。犯人の供述がこれなんです!このくらいの推測は読み取れる範囲内だと思います!」

「……うん、やっぱりダメだ。着眼点はいいが、根拠がない。やり直し。」

降谷さんは素晴らしいほどの笑顔を浮かべて、冷酷な判断を下した。まあ、遅かれ早かれ彼にチェックされて戻ってくる運命にあった書類だし。


「わかりました……。」

私が書類片手にトボトボとデスクに戻っていると、

「鳴海、今日の夜は空いてるか?」

と声をかけられた。

煮え切らないまま→←初恋のドキドキ感



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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年4月27日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 続き書いて (2021年11月11日 19時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
焼きプリン - とても面白くて今日一気見しました!!!続きがとても気になります!楽しみにしてます。頑張ってください! (2021年3月25日 20時) (レス) id: ecb566eb91 (このIDを非表示/違反報告)
す だ(プロフ) - 頑張ってください!たのしみにしてます (2020年7月14日 2時) (レス) id: ebbf33f874 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 花束さん» ありがとうございます!そう言っていただけると励みになります!頑張ります! (2020年4月24日 12時) (レス) id: 34cc67c93b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月乃 | 作成日時:2019年10月6日 18時

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