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情報漏えい ページ23

「いやいや!!なんでそんな変な噂が!?」

すると、コナン君はいつも使っているのとは違う、もう一人のスマホを出して、その画面を見せてきた。

「これ!母さんから!」

「えぇと……、『ちょっと聞いてよー!昨日ね、お家に忘れ物しちゃったから取りに戻ったの。そしたらなんと!!昴君とAちゃんが抱きしめあってて!!どうしよー!あの二人の、ラ・ブ・シーン♡見ちゃったわー!』……って、え!?」

いやいやいや!待って!有希子さん何ちゃっかり新ちゃんに情報漏らしてるの!というか、昴さん誤解解くって言ってなかったっけ!?


「ち、違うんだよコナン君!これは誤解で……」

「何が誤解なんですか?」

「ひっ……!」

必死に弁解していると、突然背後から声がした。そこにいたのは午後出勤の透さんで。この人、絶対わざと気配消して近づいてきたよね。

「あ、安室の兄ちゃん……、別に何でもないよ……。」

「どうしたんだいコナン君?君が慌てる必要はないと思うけれど。」

「そ、それは、そうなんだけど……。」

「ふーん……。」

妙にピリピリした空気が流れ、咄嗟に彼らの間に入っていた。

「こ、コナン君は関係ないです!私個人の話ですから!!」

「……ホォー、そうですか。」

「ですです!……あ、あちらのお客様が呼んでますから、透さん行ってきてください!」

と、ほぼ強制的に反対側のテーブルへ降谷さんを追いやった。まあここまではよかったよ、新ちゃんからもありがとうって言われたし。







「じゃあ、今日の昼のことについて、詳しく聞かせて貰おうか。」

「ひぃ……!」

問題はここから。仕事が終わって片付け中、二人きりなのをいいことに、降谷さんは私の手を掴んで言った。てっきりさっきので納得してくれたと思っていたのが間違いだったようだ。
というか、昨日いろいろあったのに、この様子からして全く気にしてないんだな……。そう思うと、上手く誤魔化せたことを嬉しく思う反面、相手にされてないという寂しさが胸に刺さった。

「僕が聞いた限りだが、君は昨日誰かと抱き合っていたそうじゃないか。どういうことだ?」

「……き、聞き間違いじゃないですか!?きっと降谷さん最近お疲れなんですよ!この前も子供達を助けたって聞きましたし!」

勢いで誤魔化そうと、つい早口になりながらも話を逸らそうとしたのだが……。そんな私の努力も虚しく、降谷さんは眉をひそめてため息をついた。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年4月27日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 続き書いて (2021年11月11日 19時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
焼きプリン - とても面白くて今日一気見しました!!!続きがとても気になります!楽しみにしてます。頑張ってください! (2021年3月25日 20時) (レス) id: ecb566eb91 (このIDを非表示/違反報告)
す だ(プロフ) - 頑張ってください!たのしみにしてます (2020年7月14日 2時) (レス) id: ebbf33f874 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 花束さん» ありがとうございます!そう言っていただけると励みになります!頑張ります! (2020年4月24日 12時) (レス) id: 34cc67c93b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月乃 | 作成日時:2019年10月6日 18時

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