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夢のような ページ22

「フフッ、私は誤解されたままでもいいんですけど、ね。」

クスッと笑い、スルリと伸びてきた手が私の首に触れた。少しひんやりとした手に、条件反射的に声が出てしまって。

「やぁっ……、ってちょっと昴さん!?」

「……そんな可愛らしい反応をされては、私も制御が効きませんよ。」

昴さんは口ではそう言うが、相変わらずの余裕そうな表情を浮かべていた。おそらく、私の反応を見て楽しんでるだけなんだろうけど。
どんどん近づいてくる彼の顔に思わず目を瞑った。

「え、ちょ……」







「……、な、何するんですか!!って、あれ?」

両手で昴さんを押し返したはずが、宙を舞ったのは一枚のブランケットだった。

もしかして、昨日酔いつぶれた私を昴さんが寝かせてくれたんだろうか。スーツのジャケットもすぐ近くのハンガーにかかっているみたいだし、ブランケットも掛けられてあったし。
でも、もしさっきのが夢だとしたら、どこからが夢だったんだろう。有希子さんが来た辺りから、記憶が怪しいんだよなぁ……。


とりあえず今日はポアロのシフトが入っていたはずだったので、一度家に帰ることにした。昴さんにはお礼と謝罪の書き置きを残して、静かに新ちゃんの家を出た。








「おはよう、ございます……。」

帰宅してから急いで準備をして、どうにかポアロに出勤した私。とはいえ、朝からバタバタしたせいで、気力はほぼゼロだった。

「Aさん!?ちょっと大丈夫?」

「いやー、大丈夫よ。今日は遅刻するかと思ってヒヤヒヤしただけだから!」

そう言うと、じとーっとした目を向けられるも、朝の忙しさでそれどころではなかった。梓ちゃんに準備を任せっきりになってしまったし、透さんは午後からだし。



しばらく二人で仕事をしていると、コナン君が凄い勢いで店に入ってきた。それこそ、驚いた、とでも言いたげな表情。

「わっ、コナン君!?どうしたの?」

「ちょっとAお姉さんに聞きたいことがあるんだけど!今時間ある?」

「え、今ならお客さんもいないからいいけど……。」

いきなりの突撃に思わずたじろぐ。とりあえず、コナン君を座らせて落ち着かせる。まさか、私の知らないところで何かが起こってるわけじゃないよね……?

「で、コナン君、どうし……」

「A!昴さんと付き合ってるってマジなのか!?」

コナン君は私を遮って、凄い勢いで言った。その目は驚いている、というよりは焦っているようで……。

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うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になっています この作品はもう更新されないのでしょうか? (2023年4月27日 22時) (レス) id: de2c41cb59 (このIDを非表示/違反報告)
天然石 - 続き書いて (2021年11月11日 19時) (レス) @page30 id: 9e1c69280d (このIDを非表示/違反報告)
焼きプリン - とても面白くて今日一気見しました!!!続きがとても気になります!楽しみにしてます。頑張ってください! (2021年3月25日 20時) (レス) id: ecb566eb91 (このIDを非表示/違反報告)
す だ(プロフ) - 頑張ってください!たのしみにしてます (2020年7月14日 2時) (レス) id: ebbf33f874 (このIDを非表示/違反報告)
月乃(プロフ) - 花束さん» ありがとうございます!そう言っていただけると励みになります!頑張ります! (2020年4月24日 12時) (レス) id: 34cc67c93b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月乃 | 作成日時:2019年10月6日 18時

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