【Eeny, menny, miny, moe…？】 (ページ32)

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京本さんの一連の行動に顔が真っ赤になって、耳が熱い

樹「ふはっ、顔真っ赤じゃん！」

慎「え！？きょもってシロちゃんのこと名前で呼んでたっけ？」

京「昨日決めた。ね？」

ね？って、京本さんが勝手に決めただけですよね

京「あと俺のことは大我くんって呼んでくれるんだよね？」

『え！？そんな約束してないですけど！』

京「もう京本さんって呼ばないでねって言ったじゃん」

『だから、京本くん、ってよびます』

京「むり。大我くんって呼ばないと返事しないから」

『いやいやそんな鬼畜な…』

髙「2人の世界に入ってるとこ悪いけど、SONYさん来たよ」

『え、あっごめんなさい！始めましょうか！』

2人の世界に入ってるなんて言われてさらに恥ずかしくなって顔が熱い気がするけど、こんな状態でお仕事なんてできないからすぐに切り替えて会議を開始する

「じゃ、今回は…」

と、話を進めてくれるのは青ソニ…ことソニーミュージックのスタッフさん

ずっと青い服を着てるからって樹が名付けたらしい

私はCD発売にがっつり関わるのは初めて

っていってもほぼレーベル会社さんにお任せだから特にすることはないらしいけど一緒に話を聞く

次のシングルは"NEW ERA"

カップリングの曲を決めるべくみんなは真剣にサンプルを聞いていた

こういうのってみんな好みが別れて相談して決めるのかと思ってたけど、その好みが一緒なのか、目指す方針が一緒なのかあっという間に決まった

世の中に届けられるCDが作られていく過程を見られるのはとても楽しくて、モデルのマネージャーをしている時には得られない感覚だった

あっという間に時間が過ぎ、カップリングの一曲のラップ詞を樹が書くことが決まって今日は解散ということに

今日の会議に参加したマネージャーは私しかいないので全員を送り届けて仕事は終了

相変わらず元気な6人を乗せて1人ずつ送り届けた

ポケGOポケGOと言い続けた京本さんを1番に送り届けたから時間も長引くことなく無事帰宅

今日も京本さんに振り回された一日だったなぁ

今日こそ早く寝てやると決め込んで携帯の電源を切り、

さっさとお風呂を済ませてベットに入る

するとほんのりまだ樹の匂いがして

どんだけ強い香水つけてんだあいつは

樹がつけるバニラの匂いは結構好き

まあ私はつけないんだけど

謎に安心感のある匂いに包まれながら寝た