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松村くんとの電話が切れた後、充電が切れそうな体を必死に起こしてお風呂を済ませた



髪の毛乾かさなきゃって思ったのが最後の記憶で、死んだように眠っていたらしい





風邪引いたかも、頭痛いな




今日もまた昼からSixTONES全員とのお仕事で


ニューシングルについて話し合う




午前はそれぞれ仕事やらプライベートやらで迎えはいらないらしいからギリギリ寝ていようと思ってたのに


起きる予定の2時間も前に目が覚めてしまった




それも、"自然と"目が覚めたわけではない


"強制的に"目を覚さざるを得なかった




ピーンポーン ピーンポーン



全てはインターホンに写ってるこの男のせい








『ほんとに、ふざけるのやめてもらっていいかな』



樹「は?ふざけてねーべ。てか飯いかね?」



完全にふざけてるでしょ



あー、昨日の仕返し?にしては5億倍くらい酷いけど



『寝ます。おやすみ』


「ちょちょ、寝んなよ」



『お腹減ってるならUberしなよ私は寝るから2時間後に起こして』



頭が痛いから薬だけ飲んでもう一回寝よう



2時間は寝れなくても、1時間半はある




「じゃ、俺も寝よっかな」


なんて、私の後をついてくる樹



『は?私の睡眠の邪魔しないで』


てかそもそも樹はベットで寝かさないからねって樹の肩を押すとそのまま腕を掴まれて


「昨日真夜中に電話かけてきて俺の睡眠邪魔したの誰だっけ?」




あー、私だね。



だとしても同じベットは無理ですよ田中さん



『それはまじごめん』


「じゃ、俺も寝る権利あるな?」



『いやそれとこれとは…

「そんなお前なんか取って食わねぇよ」




それとこれとは違うでしょって言おうとしたのにそのままスタスタと私のベットにインする樹



「うわー初めてのAのベット!!きもちーすぐ寝れそう!」


「ほら、お前も寝るんだろ?」


布団をチラッとあげてこっちをみてくるけど



正直それはもう色気の爆弾でしかなくて、



片方の口角を上げてニヤニヤしてる樹


そういうのは自覚がある時だから


それがすごくムカつくけど睡眠という欲に自制が効かず


樹が開けてくれた位置に素直に入る



「ひさしぶりの女の子の温もり!!」


なんてふざけてる樹に背中を向けてまた気絶するように眠りについた

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作者名:gaga | 作成日時:2023年12月14日 16時

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