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樹「ぜっっったいに俺を最後に送り届けろよ!A!」
松「うるせぇよ樹」
なんて私の方に乗っている樹と松村さん
『はいはいわかりました田中さん』
『あと名前で呼ばないでください』
基本私の担当はあのお2人らしいが、メンバー全員迎えにいく機会があるかもしれないので家を覚えておけとのこと。
樹「てかもうタメで話してよくね、なぁ?」
松「俺は元からタメでいいんだけどね?同い年だし」
『いやぁでも…』
樹「まじでお前が敬語使ってるとか、寒気するから」
寒気するって、そりゃないだろ
まあ確かに、樹に城田さんなんて呼ばれたらソワソワしてやってられない
『あぁもうわかったよ、でも基本は敬語だからね?慣れて』
樹「おっけーおっけー」
「でもさぁ北斗、マネージャーが敬語とかちょっと距離あると思わねぇ?」
松「俺に振る?自分で言うのもなんだけど俺、一応人見知りよ?」
樹「なんかAとは仲良さそうじゃん」
たしかに、人見知りって感じはしなかった
話しかけてくれるし話しやすいから
松「それはさぁ、なんか話しやすいじゃんシロちゃん」
樹「はっ!北斗が懐いてんの笑」
『てか、距離あるのが普通ね?マネージャーとタレントなんて』
同性ならまだしも異性に馴れ馴れしくしたらこの世界から追放されるわ
樹「俺とお前は友達じゃん?」
『仕事中は違います』
樹「ひでー!」
まだぶつぶつ言ってる樹は放置
少しの間考えたように黙っていた松村さんは
松「でもやっぱり松村さんって距離感じるからさ、なんか呼び方変えてくれない?」
真剣な顔してそんなこと考えてたんかい
『うーん、松村くん?』
松「あっ、うん。まあそこだよね』
いや今絶対違うとこ想像してたでしょ
『はい!松村くん着きましたよ』
松「シロちゃんありがと」
「樹、大人しく送られろよ」
なんて言い残して松村くんは帰宅
『樹、普通に帰るでしょ?』
「いや、お前ん家だろ。事情聴取」
いや、私何も悪いことしてない
『なんもないでしょ?』
「きょもは?飯行ったろ」
あーーー、行ったね
しかも死ぬほど気まずかったやつね
京本さんについて私もいろいろ聞きたかったし
仕方なくそのままうちへ帰った
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作者名:gaga | 作成日時:2023年12月14日 16時