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「おじゃまします····」
インターホンを押すと静かに開いたドア
リビングに促されて荷物を置く
『じゃ、』
それだけ言って自室に戻ってしまった光くん
じゃあ····って、
とりあえずソファーに座って
久しぶりに入る光くんの家を見る
光くんの両親ももう出掛けてるみたいで
なんだかソワソワする
____ガチャ
『晩メシ』
部屋から出てきた光くんがそう呟いて
台所へと足を運ぶから
「あ、私····」
『いーから、そこ座ってて』
手伝おうとしたけど制されて
テーブルで光くんを待つ
『ん、母ちゃん作ってったやつ』
「ありがとう」
無言で手を合わせて少し頭を下げ
いただきます、の礼をする光くん
久しぶりにしっかり顔を見れて
寂しいような嬉しいような気持ちになった
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作者名：りっぷる。 | 作成日時：2017年3月28日 15時
