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相談 ページ9

夢主side

あの後蝶屋敷の仕事を粗方終えて、薬の整理をしながら祝言の着物のことを考えていた。

普通の家では代々伝わる振袖や白無垢を着たりするが、生憎私は親がいないし、唯一の家族の胡蝶家もそんな物は持っていないだろう。

「本当にどうしようかな…」

買いに行くしかないかな……?

アオイ「…さんッ……Aさん……Aさん!!」

「ハッ…あっ、アオイ?」

アオイの声で現実に戻る。知らない間に深く考え込んでしまったようだ。

アオイ「どうしたんですか?何回か声をかけたんですけど…」

「あ、あぁ……そうなの?ごめん、気づかなかった」

アオイ「何かお困り事でもありましたか?」

「うーん、そこまでじゃないんだけど、祝言の着物をどうしようかなって悩んでて」

アオイ「嗚呼なるほど」

「あ!お館様にも挨拶しなきゃ。やることがいっぱいだ〜…」

アオイ「Aさんはこういうの苦手ですもんね」

「ほんとだよ……」

アオイ「ここには振袖なんて無いですし」

蝶屋敷に振袖なんてそんな物はない。みんな未成年だし。

「うん、そうなんだよね。」

アオイ「思い切って買ってみたらどうでしょう?お金には困りませんし」

「それが1番良いかもね…。でも1回きりしか使わないからもったいないんだよね」

アオイ「あ、隠の裁縫係の方に頼むなんて手もありますよ」

あぁ…それもいいかもしれない、けど

「なんか申し訳ないな。こんなことに時間を割いてもらうなんて」

アオイ「こういう時ぐらい遠慮しなくていいんじゃないですか?おめでたい事ですし。………まぁ、Aさんを取られたくは無かったですけど((ボソッ…」

遠慮しなくていいのかなぁ。あと後半まったく聞こえなかった。

「そういうものなのかなぁ。あと最後の方なんて言ったの?全然聞こえなかった」

アオイ「あ、最後の方は重要ではないので聞こえてなくて大丈夫ですッ!」

「う、うん?わかった」

じゃあ何だったのだろうか……。

アオイ「えっと、着物のこと、私が首突っ込むことではないのでAさんの好きなようにしたらいいと思います。」

私の好きなように、か

アオイ「買っても、作ってもらっても、Aさんは美人なので何でもお似合いだと思いますよ」

「私そこまで美人じゃないと思うけど……。わかった、アオイありがとう!参考になった」

アオイ「お役にたてて良かったです。では私はこれで」

「うん!ありがとう!」

自分の好きなように…。うーん難しいなぁ!

お師匠→←家族だよ。



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鈴音月 - ゼリーさん» やさしい゛゛゛!! (2021年6月14日 20時) (レス) id: 7ac441a921 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - こちらこそお忙しい中更新してくださってありがとうございます! (2021年5月31日 17時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» ありがとうございます(泣) (2021年5月29日 13時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)
ゼリー - 受験生なんですね!受験勉強頑張ってください! (2021年5月25日 21時) (レス) id: 4ef789830e (このIDを非表示/違反報告)
鈴音月 - ゼリーさん» まじですか!?!?おめでとうございます!!(気が早い)応援のお言葉もとても嬉しいです…。更新遅くてすいません。受験生なもので、ね、うん、言い訳は良くないですね。頑張ります!!! (2021年5月23日 11時) (レス) id: 665296cf15 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:鈴音月 | 作成日時:2020年12月21日 22時

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