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頭に何か付けられて、私は鏡を見ると
綺麗な花の髪飾りだった。
「服は引越し祝い
髪飾りは……プレゼントだ」
『ありがとうございます』
私は嬉しくて、キバナさんにお礼を言う
そんな私の顔を見て、キバナさんは目を見開いて
すぐ逸らした。
……心做しか、顔が赤くなって
『……？
顔、赤くないですか？』
「うるせ！
ラテラルタウンに行くんだろ？
駅まで送ってく」
キバナさんは、私の視線から逃げるように
出口へ向かって歩いて行ってしまう。
私はそんな姿に笑いつつ、その後ろを追いかけた。
中央のナックルスタジアム
私達がいたブティックとは反対側に、駅がある。
向かうはラテラルタウン
マツバさんはもう、到着しているのだろうか
･
･
『ひゃっ！
つ、冷たっ……』
「隣町だからな、寝たらすぐ過ぎちまうぞ」
『そんなドジじゃないですから！』
駅に着いて、切符を買っていると
キバナさんはカフェオレを買ってきてくれたらしく
でも、渡すなら頬に当てるのはやめて欲しい
……冷たくてビックリしてしまった。
『ラテラルタウン行きの列車の発車は
30分後くらいみたいですね』
貰ったカフェオレを両手に持って
駅内のベンチに並んで座った。
『……キバナさん』
「ん？」
冷えたカフェオレの水滴で手が濡れて
その手をキバナさんの頬に当てる。
「っ！」
『ふふっ、仕返しです』
ぴゃっ！とビクつく反応
私の冷えた手に驚いたキバナさんは、私の手が触れた部分に自身の手を当てて
私をじとっ……と見つめた。
『……な、何ですか？
仕返しですよ』
「ガキみてぇ」
『なっ！！』
カチンときて、私は自分の行為を後悔した。
た、確かに仕返しをするなんて……子供だ。
「Aは何歳なんだ？」
『19歳ですよ、20歳まであと少しなのです』
「げっ、未成年だったのか！」
『……げっ、って……』
私の年齢を聞いて、キバナさんは驚き顔
ということは、外見は大人びていると捉えても良さそう
『……キバナさんはお幾つなんです？』
「俺？
んー、秘密」
『えっ、聞くだけ聞いて答えてくれないなんて！』
「すんなり言ったら面白くねぇしな」
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さやか(プロフ) - 初めまして呼んだ開口に何故か「ん？」となってしまったんですけど手持ちポケモンが（キバナ）になってますよ？？ (2022年12月12日 7時) (
レス) @page2 id: 71c5a1ef4d (このIDを非表示/違反報告)
槻みこと(プロフ) - キノコさん» お初のコメント、お待ちしておりました！！事細かに読んで頂き、とても嬉しいです^^ 例の事件については、あと数話で判明致しますので、ぜひ読んでください。 コメント頂き、ありがとうございます！ 頑張ります♪ (2020年4月19日 12時) (レス) id: b9f86bca6f (このIDを非表示/違反報告)
キノコ(プロフ) - はじめまして！お話拝読させて頂きましたがとっても面白いです！私もマツバさん好きなので読んでて｢キャー｣となってしまいました！度々出てくるミュウも凄く可愛いです！主人公ちゃんに過去何があったのかとても気になります！これからも頑張って下さい！ (2020年4月17日 21時) (レス) id: 96e9316664 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：槻みこと | 作成日時：2020年4月9日 18時
